フアン・ベルナトはバレンシアの下部組織出身で、6歳の頃から在籍。2011-12シーズンにラ・リーガ開幕戦でスタメンに入り、トップチームデビューを飾った。2013-14シーズンには完全にレギュラーに定着し、リーグ戦32試合に出場。そして、2014年夏にバイエルン・ミュンヘンへとステップアップを果たした。
ポゼッションを重視するジョゼップ・グアルディオラ監督の下ではレギュラーを獲得し、1年目からリーグ戦31試合に出場。しかし、守備の軽さなどを指摘され、攻撃面でも決定的な仕事ができていなかったことから、ダヴィド・アラバの牙城を崩せず。次第に出場機会を減らし、2018年夏にパリ・サンジェルマンへと新天地を求めることに。バイエルン退団後には、ウリ・ヘーネス会長(当時)から「昨季のセビージャ戦では彼のせいで敗退しそうになった。そのときに売り払うことを決めた。彼はクソのようなプレーをした」とまで吐き捨てられた。
だが、PSGでは1年目からトーマス・トゥヘル監督の下でレギュラーに定着。公式戦41試合に出場し、4ゴール3アシストを記録。さらに2シーズン目の2019-20シーズンはチャンピオンズリーグの大舞台で活躍。グループステージ第1節レアル・マドリード戦では2アシスト、決勝トーナメント1回戦ドルトムントとのセカンドレグでは1ゴール、準決勝RBライプツィヒ戦でもゴールを挙げ、クラブ史上初の決勝進出に大きく貢献している。また、リーグ戦でも5アシストを記録した。
スペイン代表としては、2014年10月にデビュー。デビュー戦となったルクセンブルク戦ではゴールもマークしている。
プレースタイル
ユース時代はウィングを務めていたが、バレンシアのトップチームに定着してからは左サイドバックにコンバート。以降はバイエルン・ミュンヘン、PSGで左サイドバックとしてプレーを続けている。
元々は攻撃の選手であったこともあり、オフェンシブなサイドバックで高い位置を取りながら、ポゼッションに参加する。パス回しの技術が高く、バイエルンやPSGなどボールを持つ時間が長いチームにおいて貴重な存在である。また、近年はゴールに絡む能力も高めており、PSGの貴重なオプションとなっている。
一方で、守備には少々難があり、DFとしては“軽い”対応も見られるのが玉に瑕だ。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
フアン・ベルナト/Juan Bernat
1993年3月1日生まれ 177cm・67kg 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2011-12 | バレンシア | 7試合・0得点 |
2012-13 | バレンシア | 12試合・0得点 |
2013-14 | バレンシア | 32試合・1得点 |
2014-15 | バイエルン | 31試合・1得点 |
2015-16 | バイエルン | 16試合・0得点 |
2016-17 | バイエルン | 18試合・2得点 |
2017-18 | バイエルン | 11試合・0得点 |
2018-19 | パリ・サンジェルマン | 25試合・1得点 |
2019-20 | パリ・サンジェルマン | 18試合・0得点 |
2020-21 | パリ・サンジェルマン | 3試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月22日現在)
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