ギリシャ1部スーパーリーグの強豪PAOKに所属する香川真司は、高校2年生でセレッソ大阪と契約するなど若くして頭角を現す。Jクラブのユース在籍者を除けば、高校在学中にプロ契約を締結した初のJリーガーとなった。母国で大ブレイクしたのは2009シーズン。当時J2のC大阪でリーグ戦27ゴールを叩き出した。
翌年の夏にはドルトムントに移籍。宿敵シャルケとの伝統のレヴィアダービー(ルールダービー)でドッペルパック(2ゴール)を記録するなど加入直後からビッグインパクトを放ち、ドイツのみならず世界に「SHINJI KAGAWA」の名を轟かせた。
翌2011-12シーズンはブンデスリーガで13得点を挙げて2連覇に貢献したほか、バイエルンとのDFBポカール決勝で活躍するなど「国内2冠」の原動力となった。
渡独からわずか2年で欧州屈指の攻撃的MFに成長した香川は12年夏、マンチェスター・ユナイテッドへのステップアップ移籍を果たす。
そのメガクラブ挑戦初年度、プレミアリーグではアジア人初となるハットトリックを記録した。しかし、継続した活躍を示すことができず、14年夏にドルトムントに帰還。古巣で4シーズン半を過ごしたあと、トルコのベシクタシュを経て19-20シーズンからスペイン2部のレアル・サラゴサでプレーした。
サラゴサを退団した20年10月以降に空白期間ができたものの、21年1月にPAOKと1年半契約を結んでいる。背番号は渡欧以降、行く先々でつけてきた「23」。
No.23 KAGAWAのヨーロッパでの挑戦はまだまだ続く。
プレースタイル
香川の代表的なプレーの1つに鋭いターンが挙げられるように、特にアジリティに優れる。第1次ドルトムント時代には恐れ知らずの仕掛けを繰り返して危険なゾーンに侵入し、並み居る屈強なDFをあざ笑うかのように得点を決めて見せた。
また、日本代表の中心選手として活躍を始めた2012年頃からは、足元のテクニックをより生かしたゲームメイクも持ち味に。細かくボールを動かしてスペースを作り、決定的なパスを出すこともできる。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
香川真司/Shinji KAGAWA
1989年3月17日生まれ 175cm・68kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2006 | セレッソ大阪 | 0試合・0得点 |
2007 | セレッソ大阪 | 35試合・5得点 |
2008 | セレッソ大阪 | 35試合・16得点 |
2009 | セレッソ大阪 | 44試合・27得点 |
2010 | セレッソ大阪 | 11試合・7得点 |
2010-11 | ドルトムント | 18試合・8得点 |
2011-12 | ドルトムント | 31試合・13得点 |
2012-13 | マンチェスター・U | 20試合・6得点 |
2013-14 | マンチェスター・U | 18試合・0得点 |
2014-15 | ドルトムント | 28試合・5得点 |
2015-16 | ドルトムント | 29試合・9得点 |
2016-17 | ドルトムント | 21試合・1得点 |
2017-18 | ドルトムント | 19試合・5得点 |
2018-19 | ドルトムント | 2試合・0得点 |
ベシクタシュ | 14試合・4得点 | |
2019-20 | サラゴサ | 31試合・4得点 |
2020-21 | PAOK | 5試合・0得点 |
※成績は国内リーグ。プレーオフは除く(2021年3月18日現在)
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