欧州主要国における2020年冬の移籍市場が1月31日に閉幕した。各国がチーム補強に動く中、最も高額の移籍となったのは、スポルティング・リスボンからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスだ。
マンチェスター・Uは、推定移籍金5500万ユーロ+ボーナス2500万ユーロでB・フェルナンデスを手中に。今季にスポルティングで公式戦28試合15得点14アシストをマークしていた25歳は、イタリアのノヴァーラでプロデビューし、ウディネーゼ、サンプドリアを経て、2017-18シーズンにスポルティング入りした。2017年にデビューしたポルトガル代表ではここまで19試合に出場して2得点を記録。現在では主力として扱われている。
特徴・プレースタイル
2019-20シーズン後半のスポルティングでリーグ戦17試合で8ゴール7アシストを記録したのは伊達ではなく、トップ下を主戦場とするB・フェルナンデスは直接ゴールに関与できるアタッカーだ。創造性とテクニック、強力なミドルシュートも兼備し、セントラルMFとしてもプレーできる柔軟性を持つ。ユナイテッドのスールシャール監督が「彼の創造性、プレービジョンは素晴らしい。他の選手より速く先の画を描くことができる」と話す通り、攻撃的センスは折り紙付きだ。
2020年2月1日のウォルヴァーハンプトン戦では、ユナイテッド加入後わずか1日で早速、プレミアリーグデビュー。レジェンドのポール・スコールズ氏が背負った18番のユニフォームを身にまとい、同氏を彷彿とさせる展開力、ゴール前への飛び出しなどを見せ、クラブ公式サイトのマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど上々のデビューを果たした。
その後もスポルティング時代に主戦場としていたトップ下よりも低いポジションで組み立てにも参加するなど、ユナイテッド移籍後にプレースタイルを更に進化させている。スールシャール監督が「(ポール)スコールズと(ファン・セバスティアン)ベロンをミックスしたような選手だ」と評する男は、アタッカーとしてもプレーメーカーとしても一流の実力者だ。
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