ここ数年で、トッテナムの主力選手へと成長し、イングランドを代表する選手となったデリ・アリ。前線へと飛び出していく動きでアクセントをつけるMFの経歴や活躍を振り返る。
2015年夏にミルトン・キーンズ・ドンズからトッテナムへ加入したアリは、前シーズンまでリーグ1（3部）でプレーする有望株に過ぎなかったが、すぐにプレミアリーグの強豪でレギュラーに定着。初年度からリーグ戦10ゴールをマークすると、2016-17シーズンには18ゴールと、抜群の得点力を発揮している。
20代前半という若さゆえか好不調の波が大きく、昨季は5ゴールと急ブレーキ。ただ、2019-20シーズンはジョゼ・モウリーニョ監督の下で進化を遂げ、攻撃面だけではなく、守備のタスクもしっかりとこなせる選手に姿を変えた。
若者らしくSNSの愛用者で、一時は「デリ・アリチャレンジ」と呼ばれるパフォーマンスが国内で流行。ときに人種差別的な投稿をし、物議を醸すこともあるが、このあたりは「若さゆえ」のひと言で済ませてはならない改善点だろう。
プレースタイルは？
本職はトップ下で、ゴールに絡む動きを得意とする。スピードがあり、ドリブルの技術、シュートテクニックも兼ね備えているため、毎シーズンのように多くのゴールを記録。なかでも多いのが味方との連係で崩すゴールで、パス交換などコンビネーションを得意としている。
モウリーニョ体制下ではボランチでの起用も多く、献身的な働きも目立つように。ビルドアップ時のプレーも上達するなど、選手としての幅を広げている。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
デリ・アリ／Dele Alli
1996年4月11日生まれ 188cm・76kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2012-13 | ミルトン・キーンズ・ドンズ | 2試合・0得点 |
| 2013-14 | ミルトン・キーンズ・ドンズ | 33試合・6得点 |
| 2014-15 | ミルトン・キーンズ・ドンズ | 39試合・16得点 |
| 2015-16 | トッテナム | 33試合・10得点 |
| 2016-17 | トッテナム | 37試合・18得点 |
| 2017-18 | トッテナム | 36試合・9得点 |
| 2018-19 | トッテナム | 25試合・5得点 |
| 2019-20 | トッテナム | 25試合・8得点 |
| 2020-21 | トッテナム | 4試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月10日現在）
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