11歳時にエヴァートンの下部組織入りしたバークリーは、アンダー世代の各イングランド代表の常連となり、有望株が揃う国内でも屈指の若手選手として高い評判を集めてきた。2011年にはエヴァートンでトップチームデビューし、クラブとの新たな4年半契約を締結する。
2012年からはシェフィールド・ユナイテッド、リーズへのレンタル移籍で武者修行し、エヴァートンに復帰した2013-14シーズンの開幕節、ノリッジ戦で初ゴールをマーク。このシーズンには弱冠20歳にしてリーグ戦34試合6ゴールをマークし、PFA年間最優秀若手選手賞の最終候補に選ばれるなど、多くの称賛を集めた。
2014-15シーズンは負傷もあってやや苦しんだが、2015-16シーズンにリーグ戦全試合に出場して8ゴール8アシストのキャリアハイとなる成績を残すと、翌シーズンも主力として活躍。2018年1月には、チェルシーに推定1500万ポンドの移籍金で引き抜かれた。
チェルシーでは、フランク・ランパードが現役時代に着用していた背番号8を着用。2018-19シーズンに公式戦48試合に出場したが、2019-20シーズンは足の負傷にも悩まされ、本領を発揮できず。クラブが大型補強を敢行した2020年夏にはアストンヴィラへのレンタル移籍が決まった。
それでも、アストンヴィラ指揮官が「ロスのような選手を獲得できたのはクラブにとって本当に大きなことだ。私は彼がこのクラブで成功し、チームを向上させることができると確信している」と獲得理由を話したように、バークリーはシーズン開幕から躍動。開幕からの5試合で3ゴールを挙げるなど、ジャック・グリーリッシュとのコンビでチームを牽引している。
プレースタイル
“ポール・ガスコインの再来”と称されるとおり、“何でもできるアタッカー”だ。強靭なフィジカルを誇りながら足下の技術も高く、プレービジョンも非凡。持ち前の創造性で絶妙なスルーパスをストライカーに供給したかと思えば、アタッキングサードでの鋭い仕掛けから強烈なミドルシュートでゴールネットを揺らす。また、闘争心と献身性を持ち合わせており、相手への粘り強い対応で守備でもチームに大きく貢献できる。
プロフィール・経歴
ロス・バークリー/Ross Barkley
1993年12月5日生まれ 186cm・76kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2011-12 | エヴァートン | 6試合・0得点 |
2012-13 | エヴァートン | 7試合・0得点 |
2012-13 | シェフィールド・W | 13試合・4得点 |
2012-13 | リーズ | 4試合・0得点 |
2013-14 | エヴァートン | 34試合・6得点 |
2014-15 | エヴァートン | 29試合・2得点 |
2015-16 | エヴァートン | 38試合・8得点 |
2016-17 | エヴァートン | 36試合・5得点 |
2017-18 | チェルシー | 2試合・0得点 |
2018-19 | チェルシー | 27試合・3得点 |
2019-20 | チェルシー | 21試合・1得点 |
2020-21 | チェルシー | 2試合・0得点 |
2020-21 | アストンヴィラ | 2試合・2得点 |
※成績は国内リーグ(2020年10月22日時点)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。