2018-19シーズンに世界にその名を轟かせたジョアン・フェリックスは、まさにサッカー界のシンデレラボーイだ。
ユース時代を過ごしたベンフィカで2016年にトップデビューを果たしたジョアン・フェリックスは、このシーズンのUEFAユースリーグで6ゴールを挙げる活躍を披露し、欧州スカウトから注目される存在に。ユース所属選手ながら2017-18シーズンにはリーグ戦17試合で4ゴール5アシストを記録し、その評判を高めた。
そして、トップチームに昇格した2018-19シーズンがジョアン・フェリックスにとって転機となった。シーズン序盤はチャンピオンズリーグ(CL)に出場していたチームの中で十分な出場機会を得ることができなかったが、年明けに就任したブルーノ・ラージ監督がジョアン・フェリックスを重宝。レギュラーに抜擢されると、シーズン後半戦のリーグ戦19試合で13ゴール8アシストを叩き出した。
その中でも、世界にその名が広く知れ渡ったのは4月に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグのフランクフルト戦。ジョアン・フェリックスはこの試合で3ゴール1アシストとチームの全得点に絡む大活躍を見せ、大会史上最年少のハットトリック記録者となった。
圧倒的なスキルを見せる19歳に対しては、多くのビッグクラブが興味。その中で射止めたのは アトレティコ・マドリード だったが、その移籍金は1億2000万ユーロという破格のもので、驚きをもって報じられた。
アトレティコ・マドリードでは、バルセロナに移籍した アントワーヌ・グリーズマン がそれまで背負っていた7番のユニフォームを着用。加入当初はチームへの適応と負傷に苦しんだが、リーグ中断前の3試合では2ゴールをマークするなど真骨頂を発揮。今後のさらなる飛躍が期待されている。
プレースタイル
トップ下、セカンドストライカーがベストポジションだが、非凡なテクニックと器用さを持ち合わせており、ウイングとしてもプレー可能。事実、アトレティコ・マドリードではディエゴ・シメオネ監督の下でサイドハーフも務めてきた。
アジリティ、瞬発力が抜群でボールを持った際にゴールへ向かっていく鋭いドリブルと推進力は目を見張るものがある。シュートテクニックも非常に高く、ボレーシュートも得意。経験とともにプレーに一貫性をもたらすことができれば、さらなるスター選手として成長していくだろう。
動画:プレー&ゴール集
ゴシップ
その端正なルックスとイケメンぶりで女性人気も高いジョアン・フェリックス。パートナーも絶世の美女で、モデルで女優のマルガリーダ・コルセイロさんと交際している。一部メディアでは今年、マルガリーダさんが一時ジョアン・フェリックスのSNSのフォローを外したことで「破局か?!」との報道も。ただ、これはジョアン・フェリックスが過去に口説いたスペイン人女性医師へのメッセージが公開されたことによるもので、その後の釈明で許してもらえた模様。最近もマルガリーダさんが仲睦まじい2ショットを『インスタグラム』にアップしている。
プロフィール・経歴
ジョアン・フェリックス/Joao Felix
1999年11月10日生まれ 181cm・70kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2018-19 | ベンフィカ | 26試合・15得点 |
2019-20 | アトレティコ・マドリード | 27試合・6得点 |
2020-21 | アトレティコ・マドリード | 18試合・6得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月16日現在)
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