2000年生まれのヴィニシウス・ジュニオールは、10歳でフラメンゴの下部組織に入団。10代から頭角を現し、ブラジルでは大きな才能としてもてはやされるように。ドリブルを得意とするプレースタイルから「新たな ネイマール 」とも位置づけられた。
2017年5月には、16歳でフラメンゴプロデビュー。すると、すぐに レアル・マドリード 移籍が決定し、2018年7月から加入することが決定した。移籍金は4500万ユーロ（約58億円）と伝えられている。
加入後はBチームでゆっくりと経験を積ませる以降であったが、サンティアゴ・ソラーリ監督が2018年10月に就任したことで風向きが変わる。ソラーリ監督はカスティージャ（Bチーム）の指揮官であったため、ヴィニシウスを重用し、1年目からリーグ戦18試合に出場したのだった。
しかし、2年目はやや失速。ジネディーヌ・ジダン監督はヴィニシウスよりも年下のロドリゴを好んで起用し、スタメンの機会は激減。それでも、2020年3月のエル・クラシコでは決勝点を挙げ、バルセロナ戦勝利に貢献している。
2019年9月にはブラジル代表デビュー。ペルー戦に途中出場を果たした。
プレースタイル
最前線でのウィングを本職としており、どちらのサイドでもプレーできるが、本人は左ウィングを得意としている。
ネイマールと似ているというプレースタイルは本人も自覚しており、ストライカーではなく、ウィンガーやドリブラーという位置づけである。一方で、ネイマールほどの得点力はなく、前線の選手ながら、ゴールやアシストに絡むことが少ないことも指摘されている。
味方との連携にも改善の余地を残しており、コンビネーションプレーからの突破を覚えれば、よりドリブラーとして先へ進むことができそうだ。
動画：プレー集
エピソード
2019年には自身のYou Tubeチャンネルを作り、ドリブル動画を中心に様々な動画をアップしている。登録者数は約95万人。
プロフィール・経歴
ヴィニシウス・ジョゼ・パイション・デ・オリヴェイラ・ジュニオール／Vinícius José Paixão de Oliveira Júnior
2000年7月12日生まれ 177cm・62kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2017 | フラメンゴ | 25試合・3得点 |
| 2018 | フラメンゴ | 12試合・4得点 |
| 2018-19 | レアル・マドリード | 18試合・1得点 |
| 2019-20 | レアル・マドリード | 29試合・3得点 |
| 2020-21 | レアル・マドリード | 19試合・2得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月10日現在）
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