母国クラブのヘンクで2008-09シーズンに17歳にしてトップチームデビューを果たしたベルギー代表GKティボー・クルトワ。2010-11シーズンにはレギュラーをつかんでリーグ制覇に大きく貢献し、若くしてリーグ最優秀GKに輝く。
そして、2011年夏に争奪戦の末にチェルシーへの加入が決まると、同時に アトレティコ・マドリード にレンタル移籍。2014年夏までを過ごした同クラブでは2012-13、2013-14シーズンに2年連続でサモラ賞(ラ・リーガで最も平均失点数が少ないGKに与えられる賞)に輝き、世界最高峰の守護神の1人として評価されるまでに成長する。
その後、2014年夏にチェルシーに帰還すると、2014-15、2016-17シーズンにプレミアリーグを制覇。また、ベルギー代表としても活躍を続けて2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)では最優秀守護神に輝いた。そして、同大会終了後、2018-19シーズンから レアル・マドリード に加入している。
プレースタイル
クルトワは199cmと長身で手足が長いうえ、抜群の反射神経と身体能力でゴールの広い範囲をカバー。特にダイナミックに横っ飛びしてのセーブは印象的で、大柄なGKに多い足元のシュートへの不安もない。
キャッチング能力も高く、セットプレー時やクロスの対応時にはハイボールへの強さを見せる。さらに、ロシアW杯決勝トーナメント1回戦の日本代表戦で素早いスローインからカウンターに繋げたように、試合を読む力にも優れている。
動画:セーブ&プレー集
プロフィール・経歴
ティボー・クルトワ/Thibaut Courtois
1992年5月11日生まれ 199cm・96kg 利き足:左足
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2008-09 | ヘンク | 1試合・0得点 |
2009-10 | ヘンク | 0試合・0得点 |
2010-11 | ヘンク | 40試合・0得点 |
2011-12 | アトレティコ・マドリード | 37試合・0得点 |
2012-13 | アトレティコ・マドリード | 37試合・0得点 |
2013-14 | アトレティコ・マドリード | 37試合・0得点 |
2014-15 | チェルシー | 32試合・0得点 |
2015-16 | チェルシー | 23試合・0得点 |
2016-17 | チェルシー | 36試合・0得点 |
2017-18 | チェルシー | 35試合・0得点 |
2018-19 | レアル・マドリード | 27試合・0得点 |
2019-20 | レアル・マドリード | 34試合・0得点 |
2020-21 | レアル・マドリード | 22試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月10日現在)
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