母国ウルグアイのナシオナル・モンテビデオでキャリアをスタートさせたルイス・スアレスはフローニンヘンを経て、2007年夏にオランダの名門アヤックスに加入。すると初年度から得点を量産し、2009-10シーズンのエールディヴィジ得点王（35ゴール）に輝いた。
2011年冬にリヴァプールにステップアップ移籍し、すぐにエースとしての立場を確固たるものに。2013-14シーズンには31ゴール（12アシスト）でリーグ得点王となり、PFA年間最優秀選手賞を受賞している。
バルセロナに加入したのは2014年夏。同年に開催されたブラジル・ワールドカップ（W杯）でイタリア代表DFジョルジュ・キエッリーニに噛みついた制裁で、10月後半まであらゆるサッカー活動を禁じられたが、シーズン後半には持ち前の得点力を発揮して自身の価値を証明した。
バルサではチャンピオンズリーグ（CL）優勝や4度のラ・リーガ制覇などに貢献。在籍6シーズンで公式戦通算283試合出場195得点（113アシスト）の記録を残した。
2020-21シーズンからはディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードでプレーしている。
プレースタイル
攻撃面すべてにおいて優れる世界屈指のストライカーで、特に得点への嗅覚とハングリー精神は唯一無二だ。常にゴール近くに陣取り、相手の最終ラインとの駆け引きを90分間継続。そしてチャンスが訪れれば、どの角度からでも高精度かつ強烈なシュートを放つ。
また、相手の厳しいチェックを受けて体勢を崩したとしても簡単には止まらない。ボールが近くにある限りゴール方向に進み続け、時にはアクロバティックなシュートも繰り出す。
バルサ時代は盟友リオネル・メッシ らへのアシストも目立ち、フォワードとしての完成度の高さを証明した。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
ルイス・スアレス／Luis Suárez
1987年1月24日生まれ 182cm・86kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2006-07 | フローニンゲン | 29試合・10得点 |
| 2007-08 | アヤックス | 33試合・17得点 |
| 2008-09 | アヤックス | 31試合・22得点 |
| 2009-10 | アヤックス | 33試合・35得点 |
| 2010-11 | アヤックス | 13試合・7得点 |
| リヴァプール | 13試合・4得点 | |
| 2011-12 | リヴァプール | 31試合・11得点 |
| 2012-13 | リヴァプール | 33試合・23得点 |
| 2013-14 | リヴァプール | 33試合・31得点 |
| 2014-15 | バルセロナ | 27試合・16得点 |
| 2015-16 | バルセロナ | 35試合・40得点 |
| 2016-17 | バルセロナ | 35試合・29得点 |
| 2017-18 | バルセロナ | 33試合・12得点 |
| 2018-19 | バルセロナ | 33試合・21得点 |
| 2019-20 | バルセロナ | 28試合・16得点 |
| 2020-21 | アトレティコ・マドリード | 18試合・16得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月16日現在）
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