【選手名鑑】インテル | セリエA | 欧州・海外サッカー

チーム情報

2019-20シーズン開幕を前に、イタリアが生んだ闘将アントニオ・コンテを新監督に迎えたインテル。さらにコンテ監督が望むチームを作り上げるため、名SD（スポーツディレクター）ピエロ・アウシリオを率いれ、ロメル・ルカクやニコラ・バレッラ、冬の移籍市場でもクリスティアン・エリクセンらトップ選手を続々と獲得した。

そして、この闘将を中心とした改革が大成功。開幕6連勝でスタートダッシュに成功すると、25試合消化時点で勝ち点54の3位。首位ユヴェントス（1試合消化多）とは9ポイント差につけており、2位ラツィオを含めて近年まれに見る激しいスクデット争いを演じている。

ピッチでは“コンテ式”が色濃く表れており、非常に組織化された3-5-2の基本システムを採用。強固なブロックを敷き、そして攻撃時にはルカク＆ラウタロ・マルティネスの2トップを存分に生かしたスピード感あふれるカウンターを武器に勝ち点を積み重ねている。またステファノ・センシやバレッラといったイタリア代表の将来を担うと期待される選手、そして今季のキーマンの1人であるマルセロ・ブロゾヴィッチを中盤に配置し、彼らが走り回ることで速攻でも遅攻でも高いクオリティを維持している。またウイングバックにも、アントニオ・カンドレーヴァや冬に加入したアシュリー・ヤングなど、高い攻撃力を備えた選手を起用。ハイレベルな選手たちがとにかくチームのために走り回り、攻守にスキがないチームが完成している。

今後は冬に加入したエリクセン、そしてケガから復帰したアレクシス・サンチェスなどがフィットしてくれば、さらに多彩な攻撃を仕掛けることが可能となるだろう。

注目選手

ロメル・ルカク

コンテ監督の熱心な誘い受け、夢であったイタリア挑戦を実現させたルカクだが、今季はキャリアハイレベルのパフォーマンスを続けている。“コンテ式”に不可欠である強靭なフィジカルを持ったポストワーカーとしてだけでなく、抜群のスピードや得点感覚で大活躍。クラブ記録に並ぶセリエA最初の11試合で9ゴールを奪うと、25試合で17ゴールと得点ランキング3位につけており、現チームの攻撃陣をけん引している。

また自身のゴールにこだわることはなく、広い視野を活かしたチャンスメイク能力にも磨きがかかっている。2トップを組むラウタロ・マルティネスとは抜群のコンビネーションを築いており、どちらかがサイドに流れて起点を作り、どちらかがフィニッシュに関わるなど、試合中に様々なパターンでチャンスを量産している。

2019-20シーズン 選手一覧

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