試合の概要
ヨーロッパリーグ（EL）決勝進出をかけて、セビージャ（ラ・リーガ）とマンチェスター・ユナイテッド（プレミアリーグ）が激突する。両者の前回対戦は2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16。当時は0-0のファーストレグを終えて迎えたセカンドレグ、アウェーのセビージャが2-1で勝利して勝ち抜けを決めた。
セビージャ（4位 勝点70 ｜ 19勝13分6敗 ｜ 54得点34失点）
歴代最多5度のEL制覇を達成しているセビージャは、今季のラ・リーガを4位で終えており、既に来季のCL出場権を確保済みだ。EL再開後、ラウンド16でローマとの一発勝負を2-0で制すると、準々決勝でウォルヴァーハンプトンと対戦。相手のPKミスなどにも助けられたが、ポゼッション力で上回って試合の主導権を掌握すると、88分にルーカス・オカンポスが決めたゴールを決勝弾とし、ベスト4に駒を進めた。
元スペイン代表指揮官のジュレン・ロペテギ監督率いるチームは、目下のところ公式戦19試合無敗と勢い十分。サイドバックのヘスス・ナバスとセルヒオ・レギロンも積極的に攻撃参加し、中盤のエベル・バネガがタクトを振るう攻撃的なフットボールで、再びプレミアリーグ勢を退けることができるか。
注目選手：ルーカス・オカンポス
今季にマルセイユから加入した26歳のアルゼンチン代表ウインガーは、初年度から持ち前の得点力を遺憾なく発揮しており、ここまでの公式戦42試合で17ゴール5アシストをマーク。ウォルヴァーハンプトン戦では終盤の値千金のゴールでチームを準決勝に導いた。対面する19歳のブランドン・ウィリアムズは相手の最終ラインの穴となり得る部分だけに、積極的に仕掛けてマッチアップで優位を保ちたい。
予想スタメン（4-3-3）
マンチェスター・ユナイテッド（3位 勝点66 ｜ 18勝12分8敗 ｜ 66得点36失点）
対するマン・Uもリーグ戦のラスト14試合で無敗を維持し、3位フィニッシュでCL権を獲得済み。ラウンド16セカンドレグは大幅ローテーションでLASKリンツを退けたが、主力を戻した準々決勝でコペンハーゲンに大苦戦。暑さも堪えたチームは、スコアレスのまま延長に突入したが、95分に獲得したPKをブルーノ・フェルナンデスが冷静に沈め、これを決勝弾とした。
準々決勝で延長戦を戦ったことで疲労は蓄積したが、中4日の相手に対して中5日と日程面では有利。ルーク・ショー以外の主力が起用できる点も好材料だ。相手のセビージャは2017-18シーズンのCLで苦水を飲まされた相手。リベンジを成し遂げ、2016-17シーズン以来となるEL制覇に向けてファイナルに到達することはできるか。
注目選手：メイソン・グリーンウッド
今シーズンにファーストチームに定着したグリーンウッドは、18歳ながらここまでの公式戦48試合で17得点をマーク。ELでは8試合で5得点2アシストを記録しており、得点王も狙える状況だ。左右どちらの足でも放つことができる正確無比のシュートは必見。この大舞台でも持ち前の才能を示し、チームを勝利に導く活躍に期待がかかる。
予想スタメン（4-2-3-1）
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2020年8月17日（月）日本時間4:00
- 解説：松原良香 実況：永田実
- 会場：ラインエネルギーシュタディオン
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