ACL初出場となるヴァンフォーレ甲府と、今年5月に昨年度のアジアチャンピオンに輝いたばかりの浦和レッズがグループステージ初戦を戦う。
J2リーグを戦いながら、昨季の天皇杯を制し出場権を手にした甲府が、記念すべき初戦で挑むのはオーストラリアのメルボルン・シティ。昨季のAリーグ王者である。
過密なスケジュールの中、決して近い距離ではない南半球のオーストラリアまで移動して戦うゲームは、選手・スタッフはもちろん、クラブとしても史上初の出来事で未知の領域な部分も多いだろうが、それ以上に貴重な経験と財産になるはずだ。
ピーター・ウタカとクリスティアーノの二人は過去にACLの舞台を戦っており、日本人選手も武富孝介と松田陸はアジアの舞台を経験済み。頼れるベテラン選手たちがいるのは心強い限りである。
アウェイでのゲームと考えれば、難しい展開になることは予想が付く。その中でどれだけ粘り強く、我慢しながら焦れずに戦えるかが大きなカギを握る。グループステージ最大のライバルから勝点1をもぎ取って帰ってくることができれば、それは十分な成果と言っていい。
何も失うモノはない甲府が、Aリーグ王者にアグレッシブに襲いかかる。
前回王者ながら、プレーオフからの出場となった浦和は、8月に行われた一発勝負のプレーオフを危なげなく制し、本大会へコマを進めた。狙うはもちろん、日本勢初の連覇である。
しかし、その道のりが簡単ではないのは浦和の選手たちが最も分かっているはず。まずはグループステージを突破しなければならず、そのためには初戦で勝点を手にするのは絶対。何が起こるか分からない中国でのアウェイゲームからのスタートになるが、高い経験値を生かし、大人のサッカーを展開したい。
相手の武漢三鎮を率いるのは日本人の高畠勉監督で他のライバルクラブに比べれば、情報は持っているかもしれないが、選手同士の国際経験や経験値は明らかに浦和のほうが上。ほとんどの選手が4か月前に戦ったファイナルの舞台を知っているだけにそこまで心配はいらないだろう。それ以上に、あの舞台をもう一度戦いたい思いが強いに違いない。
主将の酒井宏樹をはじめ、西川周作、興梠慎三、岩尾憲、関根貴大とアジアの厳しさを知る選手は多くそろう。グループステージ突破、そして大会連覇へ、ディフェンディングチャンピオンが堂々と一歩目を踏み出す。
ACL 9月20日対戦カード
Gr. | 時間 | 試合 | 配信予定 |
---|---|---|---|
グループA 第1節 | 1:00 | FKアハル vs アル・フェイハ | |
グループE 第1節 | 1:00 | FCイスティクロル・ドゥシャンベ vs アルドゥハイル | DAZN |
グループF 第1節 | 19:00 | 全北現代 vs 傑志 | DAZN |
グループH 第1節 | 19:00 | メルボルン・シティ vs ヴァンフォーレ甲府 | DAZN |
グループH 第1節 | 19:00 | ブリーラム・ユナイテッド vs 浙江 | DAZN |
グループF 第1節 | 21:00 | ライオン・シティ・セーラーズ vs バンコク・ユナイテッド | DAZN |
グループJ 第1節 | 21:00 | ハノイFC vs 浦項スティーラーズ | DAZN |
グループJ 第1節 | 21:00 | 武漢三鎮 vs 浦和レッズ | DAZN |
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