ここまで5連勝ですでにグループステージ突破を決めている川崎フロンターレは、大幅なメンバー変更が予想される。それもそのはずで9日には天皇杯決勝を戦い、PK戦までもつれる激闘の末、タイトルを獲得したとはいえ、消耗は激しいだろう。中2日でアウェイ・韓国の地まで移動して挑むゲームはフレッシュな顔ぶれがピッチに立ちそうである。
今節の相手である蔚山現代は、ACLの舞台で顔合わせる度に苦汁をなめさせられ因縁の相手と位置付けられていたが、今大会でその負のイメージを払拭。ホームで戦った第2戦も一進一退の展開が続いたが、試合終盤に橘田健人が豪快なミドルシュートを叩き込み、劇的な勝利を奪った。
蔚山現代はそのリベンジと2位でのグループステージ突破のため、この試合にかける思いが強いのは容易に想像がつく。負けても決勝トーナメント進出は変わらないが、ライバルにダブルを食らわせ、6戦全勝で終えられれば来年の以降の戦いに弾みがつくのは間違いない。
山田新や遠野大弥、瀬川祐輔といった天皇杯決勝で出場時間の限られていた選手たちを中心にフロンターレの意地を見せ付け、勝って今季最後のゲームを締めくくりたい。
クラブ史上初のACL出場となったヴァンフォーレ甲府は、J2リーグと並行するタイトなスケジュールながら、最終節までグループステージ突破の可能性を残した。今節で勝利すれば次のステージに進む権利を得られる重要な一戦だ。
ブリーラム・ユナイテッドとは第2節で顔を合わせ、長谷川元希が90分に劇的決勝点をマーク。ACL初勝利をつかんだ縁起の良い相手と言える。タイの強豪のホームに乗り込んで迎える最終戦は、難しいゲームになることは予想されるが、ここまでの5試合同様に粘り強く戦い、勝機を見出だしたい。
11月上旬にJ2リーグが終わって以降は、公式戦から遠ざかる時期が長くコンディション面の不安はぬぐえない。それでも、11月29日に行った第5節・メルボルン・シティ戦は取られては取ってのシーソーゲームの末、最後は終盤に追い付いて勝点1を獲得。貴重な勝点を積み上げた。
唯一のJ2からの参戦で、今大会はJリーグファンからの大きな声援を受けながらここまで戦ってきた。その期待に応えるべく、初出場ながら決勝トーナメント進出を決め、日本に帰ってきたい。
ACL 12月12日対戦カード
12月12日(火)
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