2日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)の理事会が開催され、全会一致でシーズンの終了について合意した。今後、4月15日に開催されるリーグの総会を経て正式に決定される。プロ・リーグの公式サイトで発表された。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、ついに欧州主要リーグの一つ、ベルギーのジュピラー・プロ・リーグが中断後、再開しないことを決断した。現在の順位を最終順位とみなし、リーグ首位のクラブ・ブルージュを今シーズンのベルギー王者とすることを理事会は総会に勧告する。
プロリーグの理事会は「6月末までに試合が開催される可能性は低く、無観客試合以外の場合は、選手やスタッフに大きなリスクを与えることになる」と決断の背景を説明。また、選手たちが適切な練習を行う状況にないことを踏まえ、シーズンの即時中止を決断した。4月15日に開催される総会で投票の上、承認というプロセスを経ることになる。
承認された場合は、最後に試合が開催された3月7日の時点で、2位のゲントに勝ち点15差をつけて首位だったクラブ・ブルージュが優勝することになる。ジュピラー・プロ・リーグは、レギュラーシーズンとプレーオフで構成されているが、レギュラーシーズン終了まであと1節が残っていた。
また、小林祐希が所属する最下位のワースランド・ベフェレンについては、残り1試合で残留する可能性もあるため、ベルギー1部リーグBへの降格となるかは現時点でクリアになっていない。またプロ・リーグは、3月22日に開催予定だったベルギーカップの決勝戦、クラブ・ブルージュ対アントワープについても無期限延期しており、今後について検討すると発表した。
ベルギーでは小林のほか、シント=トロイデンでプレーするシュミット・ダニエル、鈴木優磨、伊藤達哉、松原后らを始め、植田直通(セルクル・ブルージュ)、三好康児(アントワープ)、森岡亮太(シャルルロワ)、伊東純也(ゲンク)らがプレー。また2部には天野純、小池龍太(ロケレン)らが所属するなど、ベルギーでプレーする数多くの日本人選手にとってシーズンがほぼほぼ終了することとなる。
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