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大リーグ機構(MLB)は日本時間23日、ボストン・レッドソックスのサイン盗みを認定し処分を下した。複数の米メディアが報じている。
2018年のレギュラーシーズンにおいて、レッドソックスにはビデオリプレイシステムの映像を不正利用し、サイン盗み行った疑いがかけられていた。
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、同年にレッドソックスでプレーした34選手を含む65人の電子メール、テキストメッセージ、ビデオクリップ、写真など調査。その結果、サイン盗みをしていたと断定したようだ。
この調査で発覚した手口は、ビデオ映像ルームでサインを分析し、それを二塁走者に伝達。走者を介して打者に伝えていたようだ。なお、今回発覚したのは2018年のレギュラーシーズン中のこと。同年のポストシーズン、2019年のレギュラーシーズンではサイン盗みを確認できなかったと伝えている。
今回の決定を受けて、主導的な役割をした映像担当者JT・ワトキンス氏の今季の給与なしの職務停止と来季の映像担当業務の禁止が決定。さらに球団に対しては今年のドラフト2巡目の指名権を剥奪すると発表している。
当時の監督であるアレックス・コーラは今回の不正行為には関わっていなかったが、2017年にアストロズのベンチコーチとしてサイン盗みに関与したとして1年間の職務停止処分が下されている。なお、コーラ氏は1月に指揮官を退任している。
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