日本時間8日、第55回スーパーボウルがフロリダ州タンパのレイモンド・ジェームズ・スタジアムで行われ、タンパベイ・バッカニアーズがカンザスシティ・チーフスに31-9で勝利し、18シーズンぶり2度目の優勝を飾った。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)を勝ち上がり、2連覇を狙う王者チーフスと、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)を制し、18年ぶり2度目の王座を目指すバッカニアーズがヴィンス・ロンバルディ・トロフィーを目指して激突した。
チーフスのパトリック・マホームズ、バッカニアーズのトム・ブレイディによる新旧スーパースターQB対決に注目が集まるなか、第1クオーターからお互いに譲らない一進一退の攻防が続く。
しかし残り5分にようやく試合が動く。バッカーのフィールドゴールによりチーフスが3点を先制した。バッカニアーズもすぐさま反撃を開始し残り1分で、ブレイディのパスからグロンコウスキーが左サイドを抜け出してタッチダウンに成功。7-3とバッカニアーズが逆転した。
第2クオーターからはバッカニアーズが攻守に主導権を握ると残り6分、再びブレイディの鮮やかなパスからグロンコウスキーがタッチダウン。キックも決まり、14-3とリードを広げる。さらに終了間際には、ブラウンのタッチダウンレシーブにキックも決まって21-6とバッカニアーズがチーフスを突き放す。
ハーフタイムショーを挟んで迎えた第3クオーターもバッカニアーズが、1つのフィールドゴールに1つのタッチダウンで31-9とさらに点差を広げた。
第4クオーターもお互いに激しい攻防が繰り広げられ、ファンの乱入による中断がありながらもバッカニアーズがチーフスの反撃をしのいで終了。バッカニアーズがトロフィーを掲げた。
バッカニアーズのブレイディは自身7度目のスーパーボウル制覇に加え、5度目のMVPを受賞。さらにQBとして2つのチームで優勝を果たした史上2人目の選手となった。また、試合後のインタビューで来シーズンも現役を続行することを発表している。
一方、チーフスのマホームズはバッカニアーズディフェンスにパスを封じ込まれる苦しい展開となった。最後までタッチダウンパスを通すことができず、予想外の大敗となっている。
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