ニューヨーク・ジェッツ vs ジャクソンビル・ジャガーズ
2021年NFLドラフト1位のトレバー・ローレンスと2位のザック・ウィルソンによる若手QBの激突。3連勝を狙うジャガーズは、ローレンスの活躍がポイントになってくる。最近4試合では1186パスヤード、11 TDパス、1 INT、QBレーティング110.8と絶好調。チームも3勝1敗でAFC北地区首位のタイタンズに1ゲーム差に迫るなど勢いがある。
対するウィルソンは、先週の試合で約1ヶ月ぶりに先発復帰を果たし、317パスヤード、2 TDパス、QBレーティング89.8とまずまずの成績を挙げた。3連敗と苦戦が続くチームを救う活躍を見せることができるか。
ニューイングランド・ペイトリオッツ vsシンシナティ・ベンガルズ
先週の試合でサヨナラTDを許し、プレイオフ争いに向けて痛い敗戦を喫したペイトリオッツ。ベンガルズ戦を含めて残りの対戦相手はドルフィンズとビルズなど厳しい戦いが控えている。負ければシーズン終了と絶体絶命のなか、2試合連続でTDパス無し、QBレーティング80未満と精彩を欠くQBマック・ジョーンズの奮起が欠かせない。6連勝中と絶好調のベンガルズに対して大暴れなるか。
カンザスシティ・チーフス vsシアトル・シーホークス
直近5試合で1勝4敗と失速が響き、勝率が5割まで転落したシーホークス。開幕から好調を支えていたラン攻撃は、ここ5戦連続で合計ラン獲得ヤードが100未満と地上戦が不発に終わっている。是が非でも勝ちが欲しいこの試合では、ルーキーながらチームトップの696ランヤード、9 TDランをあげるRBケネス・ウォーカー3世の活躍に期待が集まる。ラン守備が今季リーグ5位（平均105.3ヤード）と堅いチーフスディフェンスを攻略できれば勝利に近づくことができるだろう。
ワシントン・コマンダーズ vsサンフランシスコ・49ers
バイウィークを挟んで2週連続のジャイアンツ戦を1敗1分で終えて、NFC東地区最下位に転落したコマンダーズ。QBタイラー・ハイネキーは先発を務めた試合で5勝2敗1分と勝ち越しているが、30点以上取った試合はわずかに1回のみ。さらに今季の平均得点はリーグ25位（18.9）と深刻な得点力不足に悩まされている。現在7連勝に加えて、リーグ1位の守備を誇る49ers相手に苦労人QBがチームを救うことができるか。
ダラス・カウボーイズ vs フィラデルフィア・イーグルス
3年ぶりのNFC東地区優勝までマジック1のイーグルスはQBジェイレン・ハーツが先週のベアーズ戦で右肩を負傷し、この試合の出場は不透明となっている。控えQBガードナー・ミンシューがRBマイルズ・サンダースやWR A.J・ブラウンをどう活かすのか見どころだ。
対するカウボーイズはQBダク・プレスコットが4試合連続INTとミスが多発している。プレイオフ進出は決まっているが、同地区ライバル相手に復調のきっかけを掴めるのか注目だ。
ピッツバーグ・スティーラーズ vs ラスベガス・レイダース
ここ6戦で4勝と調子が上向きのスティーラーズはディフェンス陣の活躍が目立つ。LB T.J・ワットが復帰後の6試合では平均失点は18.7と安定。プレイオフ進出の可能性があるなか、勝利には脳震とうから復帰が予想されるQBケニー・ピケットが堅実なプレイを披露できるかに懸かっている。先日に亡くなったレジェンドRBフランコ・ハリス氏へチーム一丸となって白星を捧げたい。
マイアミ・ドルフィンズ vs グリーンベイ・パッカーズ
先週の試合終盤で「バッファローの雪」に泣き、3連敗を喫したドルフィンズ。だが、QBトゥア・タンゴバイオラは2 TDパス、QBレーティング104を始め、29点を挙げるなど攻撃陣は復調してきた。連敗を止めたいこの試合ではRBラヒーム・モスタードにボールを集めていきたい。
パッカーズは今季、平均ラン喪失ヤード（148.9）がリーグ29位と苦戦している。序盤から地上戦で攻めていくことが勝利への近道だろう。
ロサンゼルス・ラムズvs デンバー・ブロンコス
先週の試合で勝利し、連敗を5でストップしたブロンコスはRBラテイビアス・マレーが今季初の1試合100ランヤード以上（130）を記録。今季を通して不振が続く攻撃陣のなかで奮闘を続けるベテランRBの走りに注目だ。
対するラムズはQBベイカー・メイフィールドがQBレーティング67.8、5サックを浴びるなどオフェンスが不発に終わった。どちらのチームがオフェンスを機能するのか見ものだ。
アリゾナ・カージナルスvsタンパベイ・バッカニアーズ
先週のベンガルズ戦ではキャリア初の17点リードからの逆転負けを喫したバッカニアーズのQBトム・ブレイディ。NFC北地区首位をキープしているが、2位のパンサーズとは1ゲーム差拮抗している。
この試合で負ければシーズン負け越しが決定する平均失点がリーグワーストに加え、3番手QBのトレント・マクソーリーが先発予定と苦しいチーム事情を抱えるカージナルスを相手に確実に白星を重ねたい。
インディアナポリス・コルツ vs ロサンゼルス・チャージャーズ
現在2連勝中のチャージャーズは直近2試合での平均失点が15.5とここにきてディフェンスが好調だ。守備のキープレイヤーであるLBジョーイ・ボーサが怪我で長期離脱を強いられたが、チームリーダーのSダーウィン・ジェームズを始め、タックル数でチームトップのドリュー・トランクイルを中心にシーズン終盤で立て直してきた。4連敗と元気がないコルツ相手に連勝を伸ばしていきたい。
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