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【プレビュー】“生きるレジェンド”トム・ブレイディが得意とするカウボーイズ戦に挑む。プレイオフ初出場を果たすQB勢の活躍にも注目|NFL

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【プレビュー】“生きるレジェンド”トム・ブレイディが得意とするカウボーイズ戦に挑む。プレイオフ初出場を果たすQB勢の活躍にも注目|NFL(C)Getty Images
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サンフランシスコ・49ers vs シアトル・シーホークス

リーグ1位の平均失点(16.3)と平均トータル喪失ヤード(300.6)の強力な守備陣を誇り、レギュラーシーズンを10連勝で終えるなど絶好調の49ers。先週の試合ではWRディーボ・サミュエルが復帰し、攻守においてスキが見当たらない。今季2試合行われたシーホークス戦では2戦合計でわずか20点しか与えておらず、この試合でも圧倒的に有利な声が強い。

番狂わせを狙うシーホークスはQBジーノ・スミスの奮起が欠かせないだろう。今季282パスヤード、30 TD、11 INT、QBレーティング100.9と全てキャリアハイを挙げた男がパス守備(リーグ20位:222.9)に難を抱える苦戦する49ersのセカンダリーを攻略できるかがポイントになってくる。3度目の決戦を制するのはどちらだ。

ジャクソンビル・ジャガーズ vs ロサンゼルス・チャージャーズ

プレイオフ初出場を果たすジャガーズのQBトレバー・ローレンスとチャージャーズのQBジャスティン・ハーバートの対決に注目が集まる。ローレンスは11月以降パス成功率69.7%、15 TD、2 INT、QBレーティング104.6と安定したパフォーマンスを披露。プレイオフの舞台は初だが、過去にはクレムゾン大学時代でチームを全米王者に導くなど大舞台での経験は十分だ。

チャージャーズのハーバートも直近2試合でパス成功率70.8%、4 TD、INTなしと好調だが、先週の試合で怪我をしたWRマイク・ウィリアムズの状態が気になる。チームトップの895レシーブヤードに加えて、20ヤード以上のパスプレイ成功が11回とビッグプレイのメインターゲットが欠場となれば大きな痛手だ。第3週の対戦で今季ワーストの10点しか取れずに大敗した相手に雪辱なるか。

バッファロー・ビルズ vs マイアミ・ドルフィンズ

先週の試合で勝利し、プレイオフ最後の枠に滑り込んだドルフィンズ。しかし、この試合でもQBトゥア・タンゴバイオラは脳震とうによる欠場が決まっており、ルーキーQBスカイラー・トンプソンが再び先発することが濃厚だ。先週の試合ではWRタイリーク・ヒルとWRジェイレン・ワドルの快速レシーバーデュオが不発に終わったが、両選手ともスピードに乗ったらビッグプレイにできる驚異の加速力を持っている。2人のスピードスターをどう使ってくるのか見ものだ。

対するビルズはリーグ2位の平均得点(28.4)と爆発力のあるオフェンスが売りだが、落球(31)とターンオーバーの数(27)の両方でリーグワースト3とミスの多さが気になる。QBジョシュ・アレンを中心に堅実な試合運びを展開していきたい。今季2度の対戦では1勝1敗だが、両試合とも3点差以内と接戦だ。ホームの地を活かすか、それとも第3のルーキーQBがジャイアントキリングを演じるか、その結末を見逃すな。

ミネソタ・バイキングスvsニューヨーク・ジャイアンツ

2016年シーズン以来のプレイオフ進出のジャイアンツはRBセイクワン・バークレーにボールを集めたい。今季はキャリアハイの295キャリーで1312ヤードとチームの攻撃陣を牽引。第16週の対戦では負けたが、同点の27ヤードのTDランを挙げるなど活躍した。平均失点がリーグ29位(25.1)と脆弱なバイキングス守備を序盤で攻略できれば番狂わせも期待できる。

バイキングスはQBカーク・カズンズの活躍に懸かってくるだろう。ポストシーズンに弱いと揶揄される司令塔は通算11年のキャリアでプレイオフは1勝3敗と勝負弱さが目立つ。RBダルビン・クックやWRジャスティン・ジェファーソンと攻撃陣は強力なだけに、今年こそはネガティブなレッテルを剥がすパフォーマンスを見せることができるか。

シンシナティ・ベンガルズvs ボルティモア・レイブンズ

ベンガルズは8連勝でプレイオフに乗り込むが、初戦を突破するにはOL陣がQBジョー・バロウを守れることがカギになってくる。被サック数はリーグ6位の41回と多いが、この8連勝中は合計で12回のみと改善傾向にある。バロウに時間を与えることができれば、WRジャマー・チェイス、ティー・ヒギンズ、タイラー・ボイドの強力レシーバー3人衆を使ったパス攻撃が機能するだろう。

レイブンズはQBラマー・ジャクソンが膝の状態が芳しくなく、6試合連続の欠場が決まった。RB J.K・ドビンズとRBガス・エドワーズを中心に得意のラン攻撃(平均160ヤード)で試合を優位に進めていきたい。ジャクソン抜きでは2勝3敗、攻撃陣も平均13点しか挙げていないなど不調だが、チーム一丸でこの苦境を乗り越えることができるか。

タンパベイ・バッカニアーズ vs ダラス・カウボーイズ

バッカニアーズのQBトム・ブレイディは、これが通算48回目のプレイオフ。ポストシーズン通算35勝、13,049パスヤード、86 TDパスはすべて歴代トップの数字で、さらに通算のカウボーイズ戦は7戦全勝と得意にしている。今季のバッカニアーズは平均得点がリーグ25位(18.4)と爆発力に欠けるが、大舞台では無類の強さを誇る「生きるレジェンド」を中心に攻撃陣の復活に期待だ。

また、カウボーイズはQBダク・プレスコットの復調が欠かせない。7試合連続INTを含む、リーグワーストの15 INTとミスが多発している。ラン、パス共にメンバーは揃っているため、プレスコットが堅実な試合運びを展開できることが勝敗を分けるポイントになるだろう。

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