NFCカンファレンス・チャンピオンシップ
フィラデルフィア・イーグルス vs サンフランシスコ・49ers
「私がこれまで指導したルーキーのなかで最も落ち着いている」とQBブロック・パーディを称賛する49ersのカイル・シャナハンHC(ヘッドコーチ)。その言葉通り、先週のカウボーイズ戦ではTDパスなし、QBレーティング87.4と自己ワーストを記録するなど苦戦したが、落ち着いた試合運びを見せて勝利に貢献した。プレイオフ初のアウェイで熱狂的なファンが多いフィラデルフィアの地でどのようなパフォーマンスを見せるのか注目だ。
イーグルスのQBジェイレン・ハーツは負傷した右肩の怪我が懸念されたが、ディビジョナル・ラウンドではパス成功率66.7%、合計3 TD、QBレーティング112.2を挙げてジャイアンツ守備陣を粉砕し、不安を一掃させる活躍を見せた。49ersディフェンスは今季、平均ラン喪失ヤードがリーグ2位(77.7)に加えて平均失点はリーグ1位(16.3)と鉄壁だ。イーグルスが勝利するにはハーツが堅実な試合運びを展開できることがポイントになってくる。
この両QBが顔を合わせるのは大学時代の2019年以来となる。合計11 TDが応酬する一戦を制したのはオクラホマ大学を率いるハーツだった。果たして、再びハーツに軍配が上がるのか。それとも、今季のドラフト最下位指名「ミスター・イレレバント」ながらも快進撃を続けるルーキーか。スーパーボウルに導くのはどちらの司令塔だ。
AFCカンファレンス・チャンピオンシップ
カンザスシティ・チーフス vs シンシナティ・ベンガルズ
ベンガルズのQBジョー・バロウとチーフスのQBパトリック・マホームズのNFLを代表する司令塔対決の第4ラウンド。今季を含めて、直近2年で3度の対戦ではバロウが3戦全勝とマホームズを圧倒している。昨季のリマッチとなる一戦で重要なポイントは両チームのオフェンスライン陣の活躍だろう。
チーフスのOL陣は今シーズン、リーグで2番目に少ない26サックしか与えていない。また、ディビジョナル・ラウンドでもサックはなしと好調。マホームズは先週のジャガーズ戦で痛めた右足首の状態を考慮し、この試合ではポケット内からのパスが多くなることが予想される。そんななか、チーフスが得意としているパス攻撃を展開し、得点を重ねるためにもパスプロテクションの安定が不可欠になってくる。
対するベンガルズはオフェンスラインのスタメン5人中3人が欠場と怪我人が相次いでいる。そんななか、先週のビルズ戦では1サック、QBヒットも3回のみに抑えるなど大健闘。最恐DTクリス・ジョーンズを筆頭に今季はリーグ2位の55サック、241回のQBプレッシャーを記録するチーフスの強烈なパスラッシュを相手にどこまでOL陣がバロウを守ることができるのか注目だ。
試合当日のアローヘッド・スタジアムは気温5℃以下に加えて、雪の予報もある。ベンガルズはアローヘッド・スタジアムを「バロウヘッド」と呼ぶなど、自信を持って敵地に乗り込む。チーフスは昨年の悪夢を払拭し、2年ぶりのスーパーボウル進出なるか。
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