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【プレビュー】1925年に創設されたイタリアのナショナルオープンが77回目の開催 | イタリアン・オープン

保井友秀
【プレビュー】1925年に創設されたイタリアのナショナルオープンが77回目の開催 | イタリアン・オープン(C)Getty Images
【ゴルフ プレビュー】ヨーロピアンツアーは今週、今回が第77回大会となるイタリアン・オープンが開催されている。
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95年前に創設されたイタリア最古のゴルフトーナメント

ヨーロピアンツアーは今週、イタリアン・オープン(10月22日~10月25日、イタリア/チェルボゴルフクラブ)が開催される。この大会は1925年に創設されたイタリアのナショナルオープン。1939年~1946年は第二次世界大戦のため中断、1961年~1970年も大会が開催されなかったが、その後は毎年開催されており、今回が第77回大会となる。

このツアーは各国のナショナルオープンを巡る旅でもある。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの試合が中止となり、全英オープンさえも1945年以来となる中止に追い込まれたが、イタリアン・オープンは何とか開催にこぎ着けた。

ただ、昨年は賞金総額700万ユーロ(約8億6800万円)の高額賞金「ロレックスシリーズ」第5戦として開催されたが、今年は残念ながら賞金総額100万ユーロ(約1億2400万円)に減額となってしまった。

それでもメジャー2勝のマーティン・カイマー(ドイツ)や、ヨーロピアンツアーを代表する選手の一人であるリー・ウェストウッド(イングランド)らが出場選手に名前を連ねている。

出場選手の中で世界ランキング最上位は35位のベルント・ヴィースベルガー(オーストリア)。彼がこの大会の前年覇者である。昨年は首位と3打差の通算10アンダー4位タイで最終日を迎え、6アンダー65(パー71)でプレー。後続に1打差をつけてシーズン3勝目、ツアー通算7勝目を手にした。

だが、戦いの舞台は昨年とは異なる。昨年はローマのオルジャータゴルフクラブで開催されたが、今年はミラノの東に位置するブレシアのチェルボゴルフクラブが会場となる。2008年開場の新しいコースで、18ホール、7434ヤード、パー72というタフなセッティングとなっている。

地元イタリア勢は、本来ならエース格となるはずの2018年全英オープン覇者フランチェスコ・モリナリが今年は残念ながら欠場。兄のエドアルド・モリナリだけが出場する。イタリア勢の世界ランキング最上位は134位のレナート・パラトーレ。今年7月のベットフレッドブリティッシュマスターズでヨーロピアンツアー2勝目を挙げた23歳の新鋭だ。

また、地元イタリアのパラリンピアンゴルファーで、傷害のあるゴルファーの世界ランキングで5位に位置しているトマッソ・ペリーノが出場することも話題になっている。彼は交通事故とその後のリハビリ中に病院で発症した感染症により、片足の機能に制限があるが、36歳でナショナルオープンデビューを果たす。

川村昌弘は欠場し、次戦に向けて調整

日本人選手は昨年、谷原秀人と宮里優作の2人が出場したが、今年は1人も出場しない。出場権を持っている川村昌弘はこの試合をスキップし、翌週のキプロスオープン(10月29日~11月1日、キプロス/アフロディーテヒルズリゾート)に備える。

キプロスはトルコの南に位置する地中海に浮かぶ島国で、翌週のキプロスオープンと翌々週のキプロスショウダウンは2週連続同一コースで開催される。8月のウェールズ2連戦も同一コースでの開催だったが、今年は新型コロナウイルス対策のため選手の移動を極力少なくする施策が取られている。

川村は現在、ヨーロピアンツアーのポイントランキング「レース・トゥ・ドバイ」で64位につけている。この順位を11月最終週のアルフレッドダンヒル選手権までに60位以内に押し上げれば、12月の最終戦DPワールドツアー選手権ドバイに出場することができる。

先週のスコティッシュ選手権では8試合ぶりに予選落ちを喫したが、1試合休んで調子を立て直し、キプロスで元気な姿を見せてほしい。

文・保井友秀

1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーランスとして活動を始める。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで連載記事を執筆している。

直近のゴルフ配信予定 | DAZN番組表

日時大会
10月22日19:30イタリアン・オープン ラウンド1
10月23日19:30イタリアン・オープン ラウンド2
10月24日20:00イタリアン・オープン ラウンド3
10月25日20:00イタリアン・オープン ラウンド4

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