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【プレビュー】日本の若手男子が世界に羽ばたくきっかけとなるか?|ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!|ゴルフ

保井友秀
【プレビュー】日本の若手男子が世界に羽ばたくきっかけとなるか?|ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!|ゴルフ時事通信
【ゴルフ プレビュー】「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」が4月21日(木)に開幕する。
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「欧州・日本どっちが勝つか」が1年延期で2022年は「とりあえず今年は日本」

男子ツアーの2022年国内第3戦は日本ツアーとDPワールドツアー(欧州ツアー)の初共催大会「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」が開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を要因とする日本への入国制限や、隔離措置等の影響が大きいことから1年延期となった。

その代替大会として今年は「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」が日本単独で開催される。欧州のトップ選手たちのプレーが見られないのは残念だが、そのぶん日本の若手選手に大きなチャンスがめぐってきた。総勢144名が賞金総額1億300万円、優勝賞金2000万円を目指して熱い戦いを繰り広げる。

主催者のISPS(国際スポーツ振興協会)は近年、男子ツアーで独自の存在感を示してきた。2015年に「ISPSハンダグローバルカップ」を初開催すると、日本以外で活躍する外国人選手を数多く招待した。

その中には2021年の東京オリンピック男子ゴルフ競技で金メダルを獲得した、当時21歳のザンダー・シャウフェレ(米国)がいた。2011年マスターズ覇者のシャール・シュワーツェル(南アフリカ)や欧州ツアー12勝のイアン・ポールター(イングランド)なども出場し、豪華な顔ぶれが揃った。

翌2016年はシュワーツェルに加えてメジャー3勝の実績を持つパドレイグ・ハリントン(アイルランド)も参戦。この大会が「ISPS HANDA 欧州・日本、どっちが勝つかトーナメント!」の礎になっている。

その後、「ISPSハンダグローバルカップ」は2017年に「ISPSハンダマッチプレー選手権」へと大会フォーマットを変更。トーナメント形式のマッチプレーとなり、2018年まで開催されたが、第4回大会でいったん終了となった。

しかし2021年に「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント」で主催者に復帰。そして2022年から再び日本と世界をつなげる新たな試みを始めた。

戦いの舞台はPGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)。過去のトーナメント開催実績は「アコムインターナショナル」(1999年~2006年)と「HONMA TOURWORLD CUP」(2015年~2016年)があり、ジャック・ニクラウス設計の戦略的なコースとして定評がある。

2006年大会では立山光広が8番パー3で19打(1ホールで16オーバー)という歴史的な大叩きを記録した。一方で、2003年大会では倉本昌弘が大会初日に59(12アンダー)というビッグスコアをマークしている。ショットの狙いどころがよければバーディが量産できるが、設計者のワナにハマると抜け出せない恐ろしさがある。

多くのスター候補生たちが出場

ISPSは現在、男子トーナメントの主催者というだけでなく、多くの男子選手と専属契約を結んでいる。選手会長の谷原秀人、2020-2021シーズン賞金王のチャン・キム、国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」でツアー2勝目を挙げた香妻陣一朗、香妻にプレーオフで敗れたものの2位に入った桂川有人、2018年と2020年の「日本オープン」でツアー2勝を挙げている稲森佑貴といった選手たちがホストプロとして大会の盛り上げ役を担う。

一方で、ISPSは共催を予定していた欧州ツアーでも「ISPS HANDA選手権 in スペイン」を同週に開催。日本ツアーからの推薦枠で5人の選手を送り込んでいる。昨シーズンの下部ツアーAbemaTVツアーで3勝を挙げてレギュラーツアー昇格を果たした久常涼をはじめ、西脇まあく、石過功一郎、中井賢人、呉司聡はスペインの試合に出場する。これは今年の日本の大会だけでなく、2023年に延期した「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」の盛り上がりも見据えているのである。

近年は女子ツアーに比べて男子ツアーの活気が足りないと言われているが、その声は選手たちの耳に届いているし、選手たち自身も何とかしなければならないと感じている。女子ツアーで若手選手が次々と台頭してきたように、男子ツアーもイキのいい若手選手がどんどん出てきそうな気配はある。

出場する144名のうち名前と顔が一致する選手はそれほど多くないかもしれないが、その中から数年後には誰もが存在を知る選手が誕生する可能性は十分にある。キラリと光る原石を探すには、予選ラウンドから多くの選手のプレーが見られるインターネットのライブ配信が最適だ。4月21日(木)と22日(金)の2日間が予選ラウンドで、上位60位タイまでが23日(土)と24日(日)の決勝ラウンドに進出する。

「東建ホームメイトカップ」5位の岩﨑亜久竜、6位の鍋谷太一、7位の河本力、「関西オープン」4位の岡田絃希などは、今大会でツアー初優勝を挙げても不思議ではない潜在能力を秘めている。期待の若手が台頭するのか、それとも実績のある選手が存在感を見せつけるのか、目が離せない4日間の戦いが始まる。

文・保井友秀

1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーランスとして活動を始める。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで連載記事を執筆している。

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