JLPGAツアーの第21戦「楽天スーパーレディース」で勝みなみが4日間72ホール競技で史上初になるノーボギー優勝を達成した。最終日は1バーディ、ボギーなしの「71」(パー72)でプレー。2位に5打差をつける通算22アンダーで圧勝した。
一人旅を締めくくるウィニングパット。30cmを丁寧に沈め、左手をちょこんと挙げた。拍手に包まれながら、同組で1学年下の稲見萌寧と笑顔で抱擁。酷暑の4日間を互いに労い、記録達成の味を噛み締めた。
4日間72ホールで初のノーボギーV。記録樹立へ最大のピンチは、3.5mのパーパットを残した終盤17番(パー3)だった。緩やかな下りのスライスラインを読み切り、カップ中央から沈めた。思わず安堵の笑みを浮かべた。
初日から「65」、「66」、「64」と並べ2位に9打のリードを築いた。期待されたのは、記録的な圧勝劇だ。「4日間ノーボギーで回れたのはすごく嬉しい。ただ、そのことにすごくとらわれすぎて、きょう(最終日)はスコアを伸ばせなかった」。テレサ・ルー(台湾)が持つ72ホールのツアー最少ストローク記録(264ストローク/通算24アンダー)に2打及ばず、唇を噛んだ。
ただ昨年10月に国内メジャー「日本女子オープン」を制して以来のツアー通算7勝目(アマチュア時代の優勝を含める)。今季はなかなか優勝争いに加われずにいたが、”完全復調”を示す楽しみなデータがある。7月2週目「ニッポンハムレディス」の第2ラウンドから11ラウンド連続でアンダーパーを継続している。
「ショットも本当に良くなっていますし、パットもあともう少しというところまで来ている。全英では予選を通過して、上位で争えるように頑張ります」。2年ぶりに出場する今週の海外メジャー「AIG全英オープン」に向け、最高の弾みをつけた。
賞金女王でホステスプロの稲見が通算17アンダーの2位。小祝さくら、黄アルム(韓国)、全美貞(韓国)が通算15アンダーの3位に続いた。
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