JLPGAツアー第28戦の「第53回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」は16日から愛知県美浜町の新南愛知カントリークラブ美浜コース（6502yd/パー72）で行われる。8月の「全米女子アマチュアゴルフ選手権」で優勝したアマチュアの馬場咲希が主催者推薦で出場する。
賞金総額は1億円、優勝賞金は1800万円。2日目が大雨による中止で36ホールに短縮された昨年は西村優菜が逆転劇を演じた。5打差の15位で迎えた最終ラウンドにコースレコードを更新する9バーディ、ボギーなしの「63」をマーク。翌週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で2連勝を果たすなど勢いに乗った。
ディフェンディングチャンピオンとともに注目選手に挙がるのが、ニューヒロイン2人だ。一人目は快挙達成後初の国内ツアー参戦となる17歳の新星・馬場。全米女子アマでは1985年の服部道子以来37年ぶり2人目の日本人優勝の快挙とともに、175cmの長身から振り下ろす豪快なショット力が話題を呼んだ。
全米女子アマ後はフランス・パリで「世界女子アマチュアゴルフチーム選手権」に出場し、日本を団体戦3位に導いた。特例承認で9月29日からの「日本女子オープン」（千葉・紫CCすみれコース）の出場権を手にするなど、女子ゴルフ界で最もホットな選手であることは間違いない。初日は黄金世代の原英莉花、初優勝から2連勝を達成した20歳の岩井千怜と同組で凱旋試合をスタートさせる。
さらにもう一人の注目は、先週の国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で劇的な逆転劇を演じて初優勝した川﨑春花だ。先週まで無名だった19歳は、賞金&ポイントランキングの両レースでトップを走る山下美夢有、西村と初日同組に。初優勝の翌週大会は結果を残せない選手が多いとされる中、最注目組で早速、真価が問われることになる。
賞金女王・稲見萌寧は堀琴音、菊地絵理香と同組に。大会2日目には恒例となったドライビング女王コンテストが行われ、今年もツアーNo.1飛ばし屋の称号をかけて争われる。
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