JLPGAツアーの2023シーズン第6戦の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」は7日から兵庫県三木市・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース（6435yd／パー72）で開幕する。3日間大会で賞金総額1億円、優勝賞金1800万円。
“ゴルフの祭典”である男子メジャー「マスターズ」（オーガスタナショナル）と唯一の同週開催大会。埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部で開催した前年は、上田桃子が最終日の逆転劇を演じた。単独首位から出た2017、19年賞金女王の鈴木愛が5連続ボギーを叩くなど急失速。3連勝を狙った西郷真央の追撃などを振り払い、ツアー通算17勝目をマークした。
今季4試合の出場すべてで予選を通過する上田は、トップ3も2度と好調だ。しかし3週間前の「Tポイント×ENEOSゴルフゴルフトーナメント」では、一時8打差をつけた最終日のバックナインで大崩れを喫し、青木瀬令奈に逆転負けした。ベテランの域に達しながら高いレベルを維持し優勝争いに加わるものの、前年大会を最後にタイトルから遠ざかっているもどかしい状態が続く。前週はオフにあて心機一転、川崎春花、吉本ひかると同組の初日に好スタートを切りたい。
今季2度プレーオフ敗戦を喫したささきしょうこも待望の今季1勝目を求めている。2戦目の「明治安田生命レディス」では吉本に、前週の「ヤマハレディース」では穴井詩に惜敗。優勝こそないが、計3度のトップ5でメルセデスランキングは1位につける。穴井、山内日菜子と同組で初日をティオフする。
年間女王である山下美夢有は前週に今季初めてトップ3に入った。最終ホールのパー5でバーディを逃し、プレーオフ進出には1打足りなかったが、今季初めて最終日のバックナインで優勝争いの緊張感を味わった。試合を重ねるごとに順位を上げており、状態は上向いていると見て良さそうだ。前年のリベンジに燃える鈴木は、稲見萌寧、尾関彩美悠と同組で初日を迎える。
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