JLPGAツアーの2023シーズン第10戦で今季初となる国内メジャー「ワールドレディス杯サロンパスカップ」は、4日に茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部西コース(6780ヤード/パー72)で開幕する。賞金総額は1億2000万円、優勝賞金は2400万円。1973年に開始された大会は今年で50回目の開催になる(2020年はコロナ禍で中止)。
2011、12年のアン・ソンジュ(韓国)以来になる大会連覇に挑戦するのが、年間女王の山下美夢有だ。最終日を前に6打リードの独走状態を築き、メジャー昇格後初となる完全優勝。同シーズンの1勝目をマークした勢いをその後もキープし、記録的な強さでタイトルを総なめにした。
出場した9試合すべてで予選を通過している今季は4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で1勝目をマークしたが、その後の3試合は上位争いに食い込めていない。予選ラウンドは54度目の挑戦で初の国内メジャー制覇を目指す上田桃子と今季初優勝を挙げたルーキー・神谷そらと同組だ。今年もメジャータイトルで弾みをつけて、シーズン中盤戦へ突入したいところだ。
22年「全米女子アマチュア選手権」で優勝したアマチュアの馬場咲希は、大会初出場になる。オーガスタ女子アマでは5位に入ったが、海外メジャー「シェブロン選手権」では悔しい予選落ちを味わった。予選2日間は岩井明愛、尾関彩美悠との若いペアリングでスタートダッシュを目指す。
日本勢の前に立ちはだかる海外勢は、21年から2年連続で韓国女子ツアーの賞金女王に輝いた世界ランキング26位のパク・ミンジや同37位のキム・スジ、同56位のイ・ソミといった韓国勢が出場する。
前週「パナソニックオープンレディース」で今季2勝目をマークし、メルセデスランク、賞金ランクともにトップに立つ穴井詩や開幕戦を制した申ジエ(韓国)といったベテランもメジャータイトルを虎視眈々と狙っており、白熱した4日間になる。
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