エラーコード %{errorCode}

ゴルフ

「地獄」から這い上がる メジャーハンターの復活劇| 全米プロゴルフ選手権

DAZN NEWS
「地獄」から這い上がる メジャーハンターの復活劇| 全米プロゴルフ選手権DAZN
【全米プロゴルフ選手権】今季の海外メジャー第2戦を制したブルックス・ケプカ。メジャーハンターの称号を持つ男は人知れず怪我に苦しめられてきた。昨夏のLIVゴルフ移籍など批判が伴った変化を経て完全復活を遂げた。
▶▶▶DAZNの詳細をチェックする◀◀◀

昨年のオーガスタナショナルGC。2年連続で予選落ちを喫したブルックス・ケプカの苛立ちは限界を超えた。ボロボロの膝が言うことを聞かない。プライドはズタズタだった。「もうゴルフをやめよう…」。宿舎の駐車場で車の窓ガラスを殴り割ろうとした。

批判を結果で黙らせてきた自負がある。「メジャーで優勝する方が簡単だ」。かつてこんな発言でバッシングを浴びた。毎週のようにある通常のトーナメントよりメジャーは照準を合わせやすい、という意味での発言だった。口数は少なく、うまい弁明もしない。失言からかPGAツアーではヒール役だった。そんなキャラクターが一層に不甲斐なさを募らせた。

2017〜19年の間にメジャー4勝をマーク。しかし左膝の手術に始まり、2021年に右膝も手術した。手首や腰も痛めた。身体の状態は「地獄」。21年2月を最後に鋼の肉体を持つ男は、勝てなくなった。

昨夏LIVゴルフに移籍した。サウジアラビア政府系のファンドが支援し法外な移籍金でPGAツアーの選手らを勧誘する姿勢に批判が殺到していた。試合フォーマットも議論の対象でPGAツアーやメジャー大会より18ホール少ない3日間54ホール競技で破格の賞金がかかった。「金に魂を売った」「競技者としてのキャリアは終わった」。ケプカのもとにも批判が届いた。

プロゴルファーが個人事業主である以上、彼らの選択の自由は尊重されるべきだろう。天秤がお金であっても。ただケプカにはお金だけではない理由があった。

「間違いなくLIVのスケジュールが手助けしてくれたんだ」。そう頷いたのは、膝の状態が改善に向かった理由を問われたとき。試合が詰まるPGAツアーと比較して、日程にゆとりがあったLIVゴルフは魅力的だった。

ゴルフ界を二分する勢力のわだかまりは薄まったとは言え、いまだ渦巻く。「全米プロゴルフ選手権」でLIV勢としてのメジャー初優勝、そして自身4年ぶりのメジャー優勝を遂げたケプカは、周囲の雑音を黙らせるかのようにこう言った。「LIVゴルフにとって意味のある優勝だと思う。でも俺は個人で戦い、そしてメジャーで勝てたことが嬉しいんだ」。

関連記事

悔し涙のリベンジを1週間で達成 最強女王の貫禄V | ブリヂストンレディス | JLPGAツアー

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。

● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?