JLPGAツアーの2023シーズン第20戦「大東建託・いい部屋ネットレディス」は20日(木)、福岡県糸島市のザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(6540yards/パー72)で開幕する。賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円の4日間大会。過去8度の開催は山梨県と北海道で実施しており、初の福岡開催となる。
北海道札幌市の滝のカントリークラブで開催した前年大会を制したのは菊地絵理香だ。今シーズン序盤戦は予選落ちが目立ったが、直近3試合でトップ3が2回と復調気配が漂っている。特に地元・北海道開催だった2週間前の前戦「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」では首位で決勝ラウンドに突入するなど優勝争いへ加わった。若手の台頭が目立つシーズンで35歳のベテランは、19歳の櫻井心那と20歳の佐久間朱莉と予選ラウンドを同組で回る。
1週間のオープンウィークを挟み、シーズン後半戦の激しいタイトル争へ仕切り直しを図るのが、昨季女王の山下美夢有や岩井明愛、岩井千怜の岩井ツインズだ。山下や岩井姉妹は2週前の「全米女子オープン」に出場した。畑岡奈紗や申ジエ(韓国)が優勝争いを繰り広げる中で、山下は悔しい予選落ち。国内で圧倒的な強さを誇りながらペプルビーチゴルフリンクスでは自らの持ち味を発揮できずに終えた。
加えてメルセデスランキングで2位につける申が「全米女子オープン」で2位に入ったことでメルセデスポイントを獲得。国内のビッグトーナメント「アース・モンダミンカップ」(6月末)を制するなど、シーズン中盤にポイントランクで猛追を見せている。年間タイトル防衛という意味でも山下にとって、さらにギアを上げていく後半戦になる。岩井千怜、稲見萌寧と予選2日間同組の今大会は申が不在のため、ライバルを突き放す絶好の場としたい。
同じく全米で悔しい予選落ちを味わった岩井明愛は「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で地元Vを飾った小祝さくら、渡邊彩香と同組に。全米女子オープンで米ツアー組の畑岡、古江彩佳に続く日本勢3番手の13位に入った木下彩は初シードヘ向けメルセデスポイントを加算。勢いを持って今大会で上位進出を狙いたい。
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