JLPGAツアーの2023シーズン第26戦「ゴルフ5レディス」は1日（金）、北海道美唄市のゴルフ5カントリー美唄コース （6472yd/パー72）で開幕する。3日間大会で賞金総額7000万円、優勝賞金1260万円だ。
千葉県市原市にあるゴルフ5カントリー オークビレッヂで行われた前年大会を制したのはセキ・ユウティン（中国）だ。アマチュア時代は中国のナショナルチームで活躍、18歳で同国の賞金女王に輝いた期待の逸材は、日本ツアー参戦後に挫折を味わいながら復活の初優勝に涙した。
別コースで連覇を狙う今シーズンは、メルセデスランキング68位と調子を上げきれていない。昨季245.26ydを飛ばして全体14位になったドライビングディスタンスは233.90ydの全体73位と低迷。肉体改造に励み進化したティーショットを武器に初優勝を挙げてから1年。第1打のロングショットから流れに乗れていない展開が続いていそうだ。
好材料を挙げるとすると前週「ニトリレディス」は今季初のトップ10となる4位でフィニッシュ。その前に出場した「NEC軽井沢72ゴルフ」でも14位と徐々に好位置でプレーをしている。初日は21年の優勝者である吉田優利、最後に美唄で同大会を開催した16年に優勝した穴井詩と同組になった。
メルセデスランキングで申ジエ（韓国）に逆転され2位に後退した山下美夢有は体調不良で棄権した「CAT Ladies」以来の復帰になる。海外メジャーでポイントを稼ぎ、前週も2位に食い込んだ元世界ランク1位との差は約300pt。2年連続の年間女王へ向けて後半戦は上位フィニッシュを続ける必要がある。初日はその申と笠りつ子とのペアリングだ。
翌週には国内メジャーの今季3戦目「日本女子プロゴルフ選手権大会」（長崎県・パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ）が控え、メジャー前哨戦の立ち位置となる。前週に今季初優勝を挙げた菊地絵理香や悲願のメジャー制覇を狙う上田桃子らベテランは今大会をスキップし、ビッグタイトルに備える。
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