JLPGAツアーの2023シーズン第28戦「第54回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」が15日、愛知県美浜町の新南愛知カントリークラブ美浜コース（6534yd/パー72）で開幕する。3日間で賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円。大会2日目には恒例となるドライビングコンテスを開催する。
前年大会でツアー初優勝をマークしたのが尾関彩美悠。台風接近に伴い中断を挟んだ試合だったが、1打差首位からリードを守り切り、その前週の国内メジャーで初優勝を挙げた川崎春花に続くルーキーによる2連勝を達成させた。
今季は川崎、尾関と同学年のツアールーキー2人が躍動している。前週に川崎が前年制した「日本女子プロゴルフ選手権」で国内メジャー初優勝を挙げた神谷そらは、2週連続優勝を狙い、尾関と稲見萌寧と初日同組でティオフする。
平均飛距離は259.69ydでトップ。ショートゲームと噛み合えば自身初の2連勝が見えてくる。さらに大会恒例のドライビングコンテストでの活躍も期待したい。
2週間前に今季3勝目をマークした同じく同学年の櫻井心那は、メルセデスランキング1位の申ジエ（韓国）が不在の今大会で逆転を狙う同ランク2位の山下美夢有らと同組だ。ハイレベルの伸ばし合いが予想される最注目組と言えるだろう。
申以外のランク上位者が揃って出場するのに加えて、さらに注目選手は、米ツアーに参戦していて今大会でスポット参戦する古江彩佳と西村優菜の2人だろう。古江は優勝こそないが、米ツアーで予選落ち1回とさすがの安定感を見せている。国内ツアー参戦は3月の「明治安田生命レディス」以来と久しぶりだが、約1年ぶりとなる優勝へ期待感がある。
西村は前週の米ツアー「クローガー・クイーンシティ選手権」で4試合ぶりの予選通過を果たした。シード権を目指し厳しいスケジュールでの戦いを続けている。前回出場した国内ツアー5月の「ブリヂストンレディス」は5位。アマチュアの馬場咲希らと同組の初日からさらにレベルアップした姿を見せたいところだ。
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