JLPGAツアーの2023シーズン第30戦で今季の国内メジャー第3戦「日本女子オープン」は28日、福井県あわら市の芦原ゴルフクラブ海コース(6528yards/パー72)で開幕する。賞金総額1億5000万円、優勝賞金3500万円。最注目は岩井明愛だ。
前週に史上4人目となる2週連続完全優勝を果たした岩井明愛は、史上3人目となる3週連続優勝に挑戦する。2007年の全美貞(韓国)、2019年の鈴木愛と歴代女王しか達成していない大記録。3週連続完全優勝となると史上初の偉業となる。
持ち前の攻撃的ゴルフを武器に破竹の勢いを見せる21歳の予選同組は、前回の国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権」を制した20歳の神谷そらと今季3勝を挙げブレイクした19歳の櫻井心那だ。
今季の平均飛距離では神谷が全体1位となる259.43yd、櫻井が全体4位の256.80yd、岩井明愛が全体7位の254.79ydといずれも飛ばし屋。若い3選手の最注目組は見応え十分な2日間となるだろう。
大会を2連覇中の勝みなみは、今季から主戦場にする米ツアーのシード権獲得を最優先に考え大会を欠場する。千葉県野田市の紫CCすみれコースで行われた前年大会は最終日に申ジエ(韓国)を逆転する見事な勝利を飾っており樋口久子以来になる大会3連覇への期待もかかったが、王者不在の今年はより混戦模様になりそうだ。一方で米ツアーメンバーからは古江彩佳がエントリーした。
岩井明愛とともに年間女王を争うメルセデスランキングトップの申は青木瀬令奈とオーストラリア出身のアマチュア、ケイトリン・ピアーと予選同組だ。史上初となる国内メジャー全制覇のグランドスラムもかけてティオフを迎える。
約85ポイント差で申を追う昨季女王の山下美夢有は、稲見萌寧と同じくアマチュアの飯島早織(ルネサンス高3年)と同組で36ホールをプレー。三つ巴の様相が強まった年間タイトル争いを今年も制したい。
大会コースは1983年大会以来2度目の女子オープン開催となる。日本海に面したシーサイドコースで今年はどんなドラマが生まれるのか。
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