JLPGAツアー2023シーズン最終戦で国内メジャー「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が23日、宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブ(6497yards/パー72)で開幕する。賞金総額1億2000万円、優勝賞金3000万円。年間女王争いに決着がつく。
タイトル争いは3人に絞られた。2年連続の年間女王を狙うメルセデスランキング1位の山下美夢有。今季は海外メジャーに積極参戦を続けながら国内でも4勝をマーク。1試合の棄権はあるが、予選落ちゼロと抜群の安定感でレースをリードしてきた。
唯一の気がかりは6月の「ニチレイディス」以降、優勝から遠ざかっているところだが、秋口もトップ5に頻繁に入るなど調子の良さをキープしている。前年大会を制しており、独特の高麗芝が厄介な宮崎CCも苦にしないはずだ。
初の年間タイトルを狙うランク2位の申ジエ(韓国)は、山下をわずか57pt差で追う。元世界ランク1位と国内ツアー屈指の実力者ながら自らのファンと獲得を約束した年間タイトルだけが遠かった。山下と同じく精力的に海外メジャーに出場しながら、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」や賞金額の大きい「アース・モンダミンカップ」という大一番を制して悲願達成が見える場所で最終戦を迎えている。
今大会で優勝すれば、山下の順位に関わらず、初の年間女王獲得が決まる。2015、18年と過去に2度制した宮崎CCで35歳が、悲願を達成するだろうか。
さらにもう1人、年間女王の可能性を残すのが双子の姉・岩井明愛だ。今季最もブレークした21歳は初優勝を含めて年間3勝をマーク。9月に2週連続完全優勝という快進撃で山下・申2強と思われたタイトル争いに加わった。
昨年は妹の岩井千怜の陰に隠れ、メルセデスランク上位者やシーズン優勝者に限られる最終戦にも出場できなかった。今大会で逆転女王に輝くには単独5位以上が最低条件だが、優勝すれば自力で戴冠が決まる。前週は3位と好調を維持する。
組み合わせはメルセデスランク順の2サムのため、山下と申が最終組で同組。岩井明愛は4位の小祝さくらと初日同組になる。さらに米ツアーを主戦馬にする古江彩佳や今季ブレークした櫻井心那、神谷そらも出場する。
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