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2年連続女王・山下美夢有 スタッツで見る成長の跡 | JLPGAツアー

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2年連続女王・山下美夢有 スタッツで見る成長の跡 | JLPGAツアーDAZN
【リコーカップ】JLPGAツアー最終戦を制した山下美夢有が、2年連続で年間女王に輝いた。前年は独走、今年は最終戦までもつれる混戦となったが、各スタッツを見ると山下の進化の跡が見えてくる。
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最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で連覇を達成した山下美夢有が、2季連続の年間女王に輝き、JLPGAツアー2023シーズンは幕を閉じた。獲得した賞金額は2億1355万円余り。平均ストロークは2季連続で60台を記録した。

申ジエ(韓国)や岩井明愛は優勝すれば自力で女王戴冠を決められる状況だったが、メルセデスランキング1位で最終戦に入った山下が文句なく連覇を決めた。特有の高麗芝の宮崎CCで、初日の申との2サムを4位発進で切り抜けると3日目に首位に躍り出た。最終日は前半に2ボギーを先行させたが、その後に巻き返して3打差の快勝でシーズンを締め括った。

圧倒的な安定感が光っている。今季は6月の「ニチレイレディス」までに4勝をマーク。年間女王レースを序盤から引っ張ったが、その後は勝ち星を伸ばせなかった。海外メジャーでポイントを大きく加算させた申や10月に国内ツアーを連勝した岩井明愛の猛追を受けた。

しかし秋口に2試合連続2位をマークするなど、今季32試合で予選落ちゼロと安定感は別次元。申でも4試合の予選落ち、岩井明愛でも3度予選落ちをする中で、着実にポイント加算した。スタッツに目を向けてもトップ10に入った回数は20回。62.5%の高確率で争いをリードした。

さらに強さを証明するスタッツは平均ストロークだろう。昨年の69.9714に続き、今年の69.4322は堂々の歴代1位を記録した。初の2季連続で平均ストローク60台をマーク。各ラウンドの平均ストロークを見ても予選ラウンド、決勝ラウンドもともに60台を記録している。4日間大会の最終日のみ70.5320と唯一60台ではないが、ライバルたちの追随を許さないような圧倒的な数値を記録した。

昨季のスタッツと比較すると成長の跡が見える。全体1位になったフェアウェイキープ率は79.0841。昨季は77.1825で全体5位だった。飛距離は2ydほど上がり53位の238.26ydだが、日本一曲がらないティーショットを武器に平均バーディー数を昨年の3.7685(2位)から4.3828(1位)に大きく向上させた。

パーオン率は昨季と比較してわずかに低下したため、バーディー数の上昇はパット技術の向上にも関係があるかもしれない。平均パット数は全体4位の1.7613だった昨季から全体1位の1.7256に。数値こそ下がったがリカバリー率も昨季の5位から2位に上がった。

各スタッツはコースコンディションなどに左右される。また「伊藤園レディス」で女王戴冠を決めた昨季ほど女王争いを圧倒的に制したようには見えないだろうが、全体1位のスタッツが昨季の12項目から18項目まで増えるなど成長曲線を描く。ショートゲームに定評のあった山下のバーディー数が格段に増した事実は、世界を意識した上でも大きな飛躍を予感させるだろう。

奇しくも今季限りで日本ツアーから引退したイ・ボミ(韓国)以来となる2年連続女王となった山下に期待がかかるのは、海外メジャーでの活躍やパリ五輪での活躍だろう。海外の舞台では「全米女子オープン」で予選落ちを味わうなど、悔しさの方が大きいはずだ。日の丸を背負い、さらなる活躍を目指す新たな1年へ。女王はさらなる進化を続ける。

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