セビージャは26日、ブラジル人DFジエゴ・カルロス(29)の移籍に関して、アストンヴィラと合意に至ったことを発表した。
ジエゴ・カルロスは先の冬の移籍市場ではニューカッスルから興味を持たれたものの、その際はシーズン途中の移籍にセビージャが難色したことで残留。そして今夏、6月の決算までに選手の売却収入が必要だったセビージャは、アストンヴィラとの売却交渉に合意している。
複数のスペインメディアによれば、セビージャは移籍金として3100〜3500万ユーロを受け取り、またD・カルロスの年俸は200万ユーロから500万ユーロにアップするとのことだ。
D・カルロスは2019年夏にナントから移籍金1500万ユーロでセビージャに加入し、DFジュール・クンデとラ・リーガを代表するセンターバックコンビを結成。昨季ヨーロッパリーグ決勝インテル戦(3-2)では、豪快なオーバーヘッドキックからチーム3点目(記録はオウンゴール)を導いて優勝に貢献した。
モンチは1500万ユーロで獲得したD・カルロスを3100万ユーロで売却にしたことにより、単純計算で1600万ユーロの利益を生み出したことなる。ただしスペイン国内では、ラ・リーガ4位のクラブがプレミアリーグ14位のクラブに対して、ラ・リーガを代表するセンターバックを売却したことへの落胆の声も聞かれる。D・カルロスのアストンヴィラ移籍は、莫大なテレビ放映権収入を手にするプレミアのクラブの強大さが、改めて強調された出来事だったのかもしれない。
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