スペインプロリーグ機構ラ・リーガが、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長のサラリーキャップに対する不満について言及している。
ラポルタ会長は先日、「ラ・リーガによれば、6億ユーロ収入を増やしても人件費の余裕がないらしい。彼らは私たちを助けるどころか被害を加えている」「このままでは選手を獲得できない」「ラ・リーガからは助けもコンプリシダー(共謀、共犯、加担)もない」と、ラ・リーガが敷いているサラリーキャップに対しての不満を述べていた。
コンプリシダーという強い言葉も使ったラポルタ会長は、財政規則を緩和してもらうべく今後もラ・リーガと話し合う方針のようだが、ラ・リーガ側には規則を曲げる考えはなさそうだ。ラ・リーガのハビエル・テバス会長は、次のように語っている。
「コンプリシダーだと? それが不当に恩恵を得ることを意味するならば、もってのほかだ」
またラ・リーガのオスカル・マージョGD(ゼネラルディレクター)も、一クラブだけ例外を認めることはできないとの見解を示した。
「ラ・リーガからはどんなコンプリシダーも行わない」
「ラ・リーガが一クラブを他クラブより贔屓にすることはないんだ。ラ・リーガは前クラブに対して対等に振る舞っていく。一つのクラブをほかよりも助ける、なんて行為をするはずがないだろう。条件はどこのクラブも同じなんだ」
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