OBでもあるレジェンドのマルディーニ氏のサポートの下、指揮官のステファノ・ピオリとともに着実に成長を遂げてきたミラン。セリエA33試合を終え、依然として首位の座をキープしているが、格下と立て続けに引き分けるなど足踏みも見られた。
「ピオリとも話をしたが、チームのパフォーマンスには様々な理由が考えられる。何が正しい答えなのかは分からない。だがおそらく、多少の緊張があるのだろう。このチームの選手たちの中で、過去にスクデット争いや上位争いを戦ってきた選手は少ないからね」
40歳のズラタン・イブラヒモヴィッチの離脱が長引いたことも影響し、このところ決定力不足が懸念されているミラン。だが今年1月の移籍市場においては、守備陣の補強が検討された一方、攻撃陣の補強は話題とならなかった。マルディーニTDは、その点について説明した。
「1月の移籍市場において、攻撃陣を補強することは不可能だった。だが今シーズンのチームは十分に強いと感じている。1月のローマ戦以降は、(1-2で敗れた)スペツィア戦を除けば非常に良い結果を出している。センターバックについては、ピエール(カルル)が我々の期待を超えるほどの成長を見せてくれた。もちろん攻撃陣において、ズラタンの離脱が長引いたことは問題だ」
一方、今夏の移籍市場へ向けて、リヴァプールに所属するベルギー代表FWディヴォック・オリギの獲得の可能性が囁かれている。ミラン幹部は、「まだ今シーズンの試合が残っているので、スクデットを懸けて戦っている現在のチームをリスペクトしたい」と語り、言葉を濁した。
最後にマルディーニ氏は、中東バーレーンのファンド、インヴェストコープがミランの買収に関心を示しているとの報道に言及した。
「この件について、私が知っていることは少ない。ただ、ミランの将来の可能性として、売却の話が出るのは普通かもしれない。それがいつになるのかは、正直分からない。ただ、クラブも今シーズンのスクデット獲得を目指し、挑戦することに関心を抱いているはずだ。それに加えてコッパ・イタリアも重要な目標だ」
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