レアル・マドリードとバルセロナの関係が悪化しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
その理由はもちろん、バルセロナの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”によって。レアル・マドリードは事件が明らかになった当初こそリアクションを見せなかったが、スペインの検察当局がバルセロナらを起訴した際に、次のような声明を伝えていた。
「レアル・マドリーはこの出来事の深刻さを深く憂慮しており、司法作用への絶対的信頼を繰り返し強調するとともに、自分たちの正当な利益を守る上で裁判官が被害者側の審理を行う際に出廷することを決定しました」
これを受けたバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は「バルセロナを貶めるキャンペーンの役者はこれで全員が揃った」と発言していたが、両クラブの関係はやはり急速に冷え始めたようだ。『マルカ』曰く、19日にバルセロナの本拠地カンプ・ノウを舞台に開催されるクラシコで、伝統的に行われてきた両首脳陣による試合前の会食は、今回開かれないことになったという。
ただしレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、貴賓席での試合観戦についてはこれまで通り行う模様。またレアル・マドリードとバルセロナはユヴェントスとともにスーパーリーグ創設を目指していることで知られるが、こちらは両クラブの関係性というより各々の利益を重視したプロジェクトであるために、今後も協力関係を続けていくとみられている。
関連記事
●アンチェロッティ「アザールの言う通り私たちはほぼ話さない」「彼がプレーできないのはヴィニシウスがいるから」
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。