【注目選手】イングランドに上陸したターゲットマン、セバスティアン・アレ ｜ ウェストハム ｜ プレミアリーグ

フランス出身のアレは多くのタレントが揃うレ・ブルーのアンダー年代で、U-16から常に招集を受けるなど、若くから注目を浴びてきた。プロデビューはユース時代を過ごしたオセールでの2012年7月、当時リーグドゥ（フランス2部）でトップ出場を果たした。

2015年1月にはユトレヒトへのレンタル移籍でオランダにわたると、シーズン後半の17試合で11ゴールを記録する活躍を披露する。夏に完全移籍に移行すると、翌2015-16シーズンも期待に応え、17ゴールをマーク。5位と貢献したユトレヒトの主砲として名を馳せた。

そして、2017年5月にはフランクフルトへとステップアップし、長谷部誠とチームメートに。加入初年度から公式戦36試合に出場して13ゴールを挙げるなど、ヨーロッパリーグ（EL）出場権獲得に貢献する。

翌シーズンにはさらにインパクトを残し、リーグ戦29試合で15ゴール9アシストをマーク。7位入りで2年連続のEL出場権をチームにもたらすと、同大会でも10試合5ゴールを記録し、ベスト4躍進の立役者の一人となった。

2019年夏にはドイツでの活躍が認められる形でウェストハム移籍が決定。ウェストハムはクラブレコードとなる推定5000万ユーロをアレに費やした。初挑戦のプレミアリーグではやや適応に苦しみながらも、32試合で7ゴールをマーク。そして代表では2020年、母親の出身であるコートジボワール代表を選択し、11月にフル代表デビューを飾った。

プレースタイル

190センチの長身と恵まれた体格を持つ典型的なセンターフォワード。抜群のフィジカルを活かしたポストプレーが魅力で、アバウトなロングボールでも前線で収めて攻撃の起点をつくることができる。ボックス内でのポジショニングもよく、クロスやフィードから味方にダイレクトでボールを落とすプレーも得意。もちろん、高い打点から放たれるヘディングも強力で、チームの“灯台”となれる選手だ。