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【注目選手】大怪我からの復活。ルーク・ショー、ついに本格化へ | マンチェスター・ユナイテッド | プレミアリーグ

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【注目選手】大怪我からの復活。ルーク・ショー、ついに本格化へ | マンチェスター・ユナイテッド | プレミアリーグ(C)Getty Images
【欧州・海外サッカー注目選手】2015年に大怪我を負いながらも復活し、その後も浮き沈みがあった中、サイドバックとしての理想形に到達した感のあるルーク・ショー。イングランドを代表するレフトバックの経歴やプレースタイル、そして動画でのプレー&ゴール集を紹介する。

2014年5月にルーク・ショーがイングランド代表デビューを果たした時、多くの人は今後10年にわたってスリーライオンズ(イングランド代表)のレフトバックは安泰だと感じていただろう。しかし、2020年6月時点でショーの代表キャップ数はわずかに「8」。そのキャリアは決して順風満帆ではなかった。

ユース時代を過ごしたサウサンプトンで2012年1月にトップデビューしたショーは10代にしてレギュラーを奪取。2013-14シーズンにはサウサンプトンでリーグ戦35試合に出場し、PFA年間ベストイレブンに選出されるハイパフォーマンスを披露した。

その活躍が認められ、2014年夏には推定3000万ポンドという移籍金で国内屈指の名門であるマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。しかし、チームに馴染んで本領を発揮し始めた矢先の2015年9月、チャンピオンズリーグのPSV戦で相手タックルを受けた際に右足を複合骨折。のちに「医者によれば、僕は足を失う寸前だった」という大怪我に見舞われた。

「すごくハードで長いリハビリだった」という辛い時期を乗り越えたショーは、半年以上の長期離脱を経て翌シーズンから復帰。しかし、そ径部など再び負傷が重なったこともあり、以前のようなキレのあるプレーを取り戻すことができず。さらに2017-18シーズンには守備時の対応の甘さからジョゼ・モウリーニョ監督に冷遇され、リーグ戦の出場が11試合にとどまった。

移籍の噂も出たショーだが、残留してポジション争いに臨むことを決意。すると、2018-19シーズンには厳しい指導をしてきたモウリーニョ監督の期待に応えるプレーを見せ、再び定位置を奪取する。同監督が解任された後も、オーレ・グンナー・スールシャール監督の下で攻守に安定感あるパフォーマンスを続け、公式戦40試合に出場。ユナイテッドでのキャリア最高のシーズンとした。

さらにスールシャール監督の下では3バックの左センターバックとして新境地も開拓。素早いカバーリングと左足でのビルドアップ、機を見た攻撃参加を見せるなど戦術面でも成長した姿を見せている。

そのキャリアで紆余曲折あったショーだが、ついに見せ始めた本格化の気配。まだまだ20代半ばだけに、クラブでも代表でも屈指のポテンシャルを発揮していくことに期待したい。

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プレースタイル

サウサンプトン時代は鋭いオーバーラップと推進力ある仕掛けが売りだったが、モウリーニョ監督の指導もあり、年齢を重ねるごとに守備面も改善。現在では、10代の頃のようなスピードが売りの攻撃的サイドバックではなく、より守備に重きを置いたプレースタイルに変化している。体重が増加しやすいタイプで、絞り切れていない時期が多いのが難点。それでも、好調時には激しいマンマークや的確なカバーリングといった守備だけでなく、攻撃面でも鋭い仕掛けやアップダウンを繰り返すことができる。コンディション管理さえ万全ならば、その力は間違いなく世界屈指だ。

動画:プレー&ゴール集

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プロフィール・経歴

ルーク・ショー/Luke Shaw
1995年7月12日生まれ 185cm・75kg 利き足:左足

シーズン所属クラブ出場・得点
2012-13サウサンプトン25試合・0得点
2013-14サウサンプトン35試合・0得点
2014-15マンチェスター・U16試合・0得点
2015-16マンチェスター・U5試合・0得点
2016-17マンチェスター・U11試合・0得点
2017-18マンチェスター・U11試合・0得点
2018-19マンチェスター・U29試合・1得点
2019-20マンチェスター・U24試合・0得点
2020-21マンチェスター・U17試合・0得点

※成績は国内リーグ(2021年2月1日現在)

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