イギリス『スカイスポーツ』で解説を務めるギャリー・ネヴィル氏が、アーセナルについて語っている。
今夏積極的な補強を行い、冨安健洋やベン・ホワイト、アーロン・ラムズデールらを獲得。若手選手中心に戦うアーセナル。開幕3連敗を乗り越え、8試合無敗（6勝2分け）で順位を一気に上げたが、直近2試合は連敗で7位に転落している。
そんなアーセナルについて、エヴァートン戦後（1-2）にネヴィル氏がコメント。若手選手を助けるシニア選手の奮起が必要だと語った。
「（ミケル・アルテタ監督は）良い仕事をしているが、その後いくつか失敗し、プレッシャーを受ける。その2つの間を行ったり来たりしていて、その間がないんだ」
「平均年齢の若いチームであるが、何人かの選手は（敗れた）オールド・トラッフォードやグディソン・パークでのプレーをあまり経験したことがない。私が現役の時にも、アンフィールドやハイバリーは大変だった。観客の数が増え、判定が自分に不利になる。何が起きているか感じるような困難な瞬間を乗り越えるには、経験が必要になるんだ」
「安心感が必要なんだ。背骨となるね。アーセナルのシニアプレイヤーには、強力なキャラクターを持った選手がいない。本物のリーダーがいないんだ。試合中の難しい場面で若い選手を引っ張っていけないから、他の選手たちにも影響が出る」
「それは当然だ。彼らには多くのタレントがいるし、若手選手が問題なわけではない。アーセナルの問題は、オールド・トラッフォードやグディソン・パークで発生する激しい展開を乗り越えるための方向性や基準を持っていないこと。それがないんだ」
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