2011年から2015年まで過ごしたホッフェンハイムで公式戦153試合に出場し、49得点36アシストを記録してブンデスリーガ有数のストライカーとして認められたフィルミーノ。2015-16シーズンに加入したリヴァプールでは当初、“ネームバリュー”を疑われたものの、シーズンを追う毎にチームにとって不可欠な選手となっていった。
2017-18シーズンには公式戦54試合に出場し、キャリアハイとなる27ゴールをマーク。翌シーズンには、チャンピオンズリーグ(CL)で12試合に出場して4ゴールを挙げ、クラブ14年ぶりとなる欧州制覇に大きく貢献した。
そして、フィルミーノは今シーズンも好調を維持している。新型コロナウイルスの影響で中断する前のプレミアリーグにおいて、29試合8ゴール7アシストを記録。28歳と最盛期を迎えているブラジル代表FWは、2位マンチェスター・シティに25ポイント差をつけて首位を独走するチームを最前線からけん引している。
プレースタイル
フィルミーノの本当の価値は、ゴールやアシストの数だけでは計れないだろう。もちろん、ストライカーとしても確実に数字を残しているが、ユルゲン・クロップ監督はモハメド・サラー、サディオ・マネの両翼を活かす役割として重宝している。フィルミーノが中盤に下りるなどファジーなポジショニングで相手センターバックを引き出し、そのスペースをウイングの二人が活用。ブラジル人らしい足下の技術に加えて、戦術的インテリジェンスとパスセンスに長けたフィルミーノは、クロップのチームの生命線と言えるだろう。無論、豊富なスタミナを活かした守備でも多大な貢献を果たしており、栄華を極めるリヴァプールの最重要人物の一人と言える。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
ロベルト・フィルミーノ/Roberto Firmino
1991年10月2日生まれ 181cm・76kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009 | フィゲイレンセ | 2試合・0得点 |
2010 | フィゲイレンセ | 36試合・8得点 |
2010-11 | ホッフェンハイム | 11試合・3得点 |
2011-12 | ホッフェンハイム | 30試合・7得点 |
2012-13 | ホッフェンハイム | 33試合・5得点 |
2013-14 | ホッフェンハイム | 33試合・16得点 |
2014-15 | ホッフェンハイム | 33試合・7得点 |
2015-16 | リヴァプール | 31試合・10得点 |
2016-17 | リヴァプール | 35試合・11得点 |
2017-18 | リヴァプール | 37試合・15得点 |
2018-19 | リヴァプール | 34試合・12得点 |
2019-20 | リヴァプール | 38試合・9得点 |
2020-21 | リヴァプール | 17試合・5得点 |
※成績は国内リーグ(2021年1月10日現在)
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