試合の概要
2日に行われたファーストレグは、ハイレベルな攻防の中でユヴェントスが2-1でインテルに先勝。それから1週間、今度はアリアンツ・スタジアムで再び相まみえる。
ユヴェントス(3位 勝点42 | 12勝6分2敗 | 51得点23失点)
ファーストレグでは開始9分に失点したものの、C・ロナウドのPKとミスを見逃さない抜け目ない一撃で逆転勝利を飾ったユヴェントス。ややミスもあったが気迫のこもったパフォーマンスで先勝すると、続くセリエAでも難敵ローマに2-0と快勝するなど、良い雰囲気でセカンドレグを迎えることになる。
過密日程が続く中、離脱中のパウロ・ディバラとアーロン・ラムジーを除き、新たなケガ人はなし。アンドレア・ピルロ監督は、豊富なオプションを有したままセカンドレグへ臨むことができそうだ。
リーグでの対戦ではマルセロ・ブロゾヴィッチへのケアが疎かになって中盤を支配されたユヴェントスだったが、コッパ・イタリアではきっちりと修正。ビルドアップ時などミスによってピンチを招く場面もあったが、見事な戦いを見せていた。しかし、今回の対戦ではインテルのエースFWロメル・ルカクが出場停止から帰ってくる。素早いカウンターやビルドアップの起点ともなる絶好調のベルギー代表FWを、いかに止めるかが結果を大きく左右するかもしれない。
注目選手:クリスティアーノ・ロナウド
9日に36歳の誕生日を迎えたスーパースターだが、直近2試合で3ゴール。過密日程でも全くコンディションは落ちず、キレキレのパフォーマンスを続けている。ファーストレグでは途中交代を命じられた際に明らかに不満げな様子を見せたが、それだけメンタル状態も良いということだろう。強烈な勝利への意志でチームをけん引する彼の活躍に注目だ。
予想スタメン(4-4-2)
GK:ブッフォン
DF:クアドラード、デ・リフト、デミラル、ダニーロ
MF:マッケニー、アルトゥール、ベンタンクール、キエーザ
FW:クルゼフスキ、C・ロナウド
インテル(2位 勝点47 | 14勝5分2敗 | 51得点23失点)
ファーストレグも内容自体は良かったものの、連係ミスによる痛恨の失点などが響いて敗れたインテル。それでも直後のセリエAではフィオレンティーナを2-0で下し、すぐさま勝利を取り戻した。過密日程の中でなかなかローテーションせず、主力に疲労がたまっていることは予想されるが、モチベーションの部分では全く問題ないはずだ。
ファーストレグでイエローカードを受けたアルトゥーロ・ビダルとアレクシス・サンチェスは累積警告で出場停止となるが、代わりにロメル・ルカクとアクラフ・ハキミが復帰。両者ともアントニオ・コンテ監督のチームで欠かせぬ存在となっていただけに、逆転突破に向けて大きな力になるだろう。
ルカクを欠いた第1戦では前線のターゲットが不在となり、カウンターのスピードを上げられないシーンも目立ったインテル。エースの復帰するセカンドレグでは、彼らのやりたい普段通りの戦いが実践できるはずだ。ファーストレグで上手く消されたマルセロ・ブロゾヴィッチの修正、そして最終ライン付近でのミスには気を付けたい。
注目選手:ロメル・ルカク
規格外のスピードとフィジカルで起点となり、高い決定力でゴールを量産。さらに広い視野を生かしてチャンスメイクなど、様々なタスクをハイレベルでこなすベルギー代表FW。自称する通り、現代サッカー界で5本の指に入るストライカーだろう。コンテ監督にとって、彼の復帰は心強いはずだ。逆転突破にルカクの活躍は欠かせない。
予想スタメン(3-5-2)
GK:ハンダノヴィッチ
DF:シュクリニアル、デ・フライ、バストーニ
MF:ハキミ、バレッラ、ブロゾヴィッチ、ガリアルディーニ、ヤング
FW:ルカク、L・マルティネス
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年2月10日(水)日本時間4:45
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:アリアンツ・スタジアム
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