【注目選手】推進力抜群のライトバック、カイル・ウォーカー＝ピーターズ｜ サウサンプトン ｜ プレミアリーグ

トッテナムユース出身のカイル・ウォーカー＝ピーターズは、先輩であるイングランド代表DFカイル・ウォーカーと同名・同じ右サイドバックというポジションということで注目を浴びたが、アンダー年代のスリーライオンズで常連となるなど、確実にそのポテンシャルが高く評価されてきた。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で2017年8月にトップチームデビューすると、2018年2月のFAカップ5回戦、ロッチデール戦で初ゴールをマーク。しかし、トップチームのレギュラーの壁は厚く、2018-19シーズンも公式戦10試合の出場にとどまった。

これを受けて、2020年1月にはサウサンプトンにレンタル移籍。すると、第30節から9試合連続でリーグ戦に出場するなど主力として活躍し、ラスト7試合負けなしのチームに大きく貢献した。

そして、シーズン終了後には推定1330万ユーロの移籍金でセインツに完全移籍。ラルフ・ハーゼンヒュットル監督からの全幅の信頼を置かれるほどになり、好調なチームの中で開幕から不動のレギュラーとして躍動している。

プレースタイル

右サイドバックに特化したスペシャリストタイプのプレーヤー。最大の持ち味はその推進力で、抜群の瞬発力を活かした縦突破は必見だ。タイミングの良いオーバーラップから、高い位置でボールを受けた際には一流ウイングにも劣らない攻撃センスを発揮し、チャンスを演出する。サイズが大きくないことからフィジカルと空中戦に強みこそないが、持ち前のポジショニングセンスや調整力でウィークポイントをカバーする。