いよいよ金メダル獲得を目指す戦いが始まる。負ければ終わりの決勝トーナメント。埼玉スタジアム2002でグループステージ全勝で優勝候補の一角に挙げられるスウェーデンに挑む。
自国開催で金メダルを目標に公言しながらもなでしこジャパンはグループステージでは苦しんだ。初戦のカナダ戦を1-1のドローで終えると、第2戦のイギリス戦は0-1で敗戦。早くも窮地に追い込まれた。それでも第3戦のチリ戦は1-0の勝利。今大会初勝利を挙げ、滑り込みでノックアウトステージ進出を決めた。
はっきりと言って課題は多い。攻守ともに目指してきたスタイル、やりたいことが出来た試合、時間帯の方が少なく、自分たちと同等やそれ以上の力を誇るカナダやイギリスとの戦いでは苦戦を強いられたことは否めない。頂点までの道のりが険しいことを突きつけられた。
しかし、ここからは良くも悪くも何が起こるか分からない一発勝負の戦い。グループステージの戦いぶりは関係なく、勝った方が次のラウンドに進めるシンプルな図式だ。割り切って、そして開き直って戦うことが大事になる。
思い返せば10年前、ドイツワールドカップで優勝した時も、2012年のロンドンオリンピックで銀メダルに輝いた時も、苦しい戦いを乗り越えていきながらチームは結束を高め、強さを身に付けていった。当時と選手も状況も異なるがなでしこジャパンとして受け継がれてきたアイデンティティーは変わっていないはず。主将のDF熊谷紗希や伝統の10番を背負うFW岩渕真奈を中心にこの逆境を乗り越えて行ってほしい。
今後の試合予定
準々決勝 スウェーデン – 日本
7月30日(月)19:00[埼玉スタジアム2002]
準決勝
8月2日(月)20:00[横浜国際総合競技場]
3位決定戦
8月5日(木)17:00[カシマスタジアム]
決勝戦
8月6日(金)11:00[オリンピックスタジアム(国立競技場)]
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