インザーギ率いるインテルは20日、イタリア杯ラウンド16において、セリエAで11位につける昇格組のエンポリと対戦。13分にアレクシス・サンチェスのゴールで先制したが、後半に立て続けに失点して逆転を許した。しかし後半アディショナルタイムに、アンドレア・ラノッキアが劇的な同点弾を決めて延長戦へ持ち込むと、途中出場のステファノ・センシが決勝点を挙げて、3-2で苦しみながらも勝利を収めた。来月9日の準々決勝では、レッチェ対ローマの勝者と対戦することになる。
指揮官のインザーギは試合終了後、イタリアメディア『Mediaset』のインタビューで120分間の戦いを分析した。
「相手がクオリティのあるチームであることは分かっていた。前半のうちに、もう1点取っておくべきだったが、相手GKがずば抜けたパフォーマンスを見せた。それから同点弾を奪われると、チームの勢いが落ち、苦しめられてしまった。だが、あきらめずに戦った選手たちは素晴らしかった」
インテルに勝利をもたらしたのは、今冬の移籍市場において、サンプドリアへの期限付き移籍が目前に迫るセンシだった。インザーギは、今シーズン、出場機会に恵まれていなかった26歳MFに賛辞を贈った。
「今夜のような活躍は彼にふさわしいものだった。出場機会はあまりなかったが、最高の準備をしていたように思う。このユニフォームを身にまとっている限り、彼のことは戦力として考えている。移籍の噂が流れているが、彼は強い選手だ」
「チームにとって素晴らしい武器であり、もし残留を望むなら、私は歓迎したい。これからセンシは、決断を下すだろうが、3-2の決勝点を決めたのが彼だったことに満足している。別れの挨拶はしていない。彼がインテルのユニフォームを身にまとっている限り、しっかりとつなぎ止めておきたいからね」
続いてインテル指揮官は、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァの芝のコンディションに苦言を呈したほか、開始直後に筋肉系のトラブルが発生したホアキン・コレアや代役を務めたサンチェスに言及した。
「残念ながら1ヶ月半ほど前から、インテルもミランもメアッツァの芝の問題を抱えており、我々はプレーに苦戦している。エンポリも早いパス回しをするのに苦労していた。中断期間中に何とかしてくれるよう望む」
「サンチェスは直近の試合において素晴らしいパフォーマンスを見せており、チームにとって偉大な付加価値だ。コレアは調子が良く、チームに貢献していただけに、ケガは想定外だった。中断期間明けに復帰できることを望むが、深刻なケガかもしれない」
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