母国ブラジルのフルミネンセでプレーしていたリシャーリソンは、2017年7月にワトフォードに移籍した。プレミアリーグへの適応に苦しみながらも、マルコ・シウヴァ監督の下でリーグ戦38試合で5ゴールを挙げる活躍を披露。そして翌シーズン、エヴァートンの指揮官に就任した恩師の誘いに応じる形でマージーサイドに戦いの場を移した。
リシャーリソンは恩師からの期待に応えるように躍動し、2018-19シーズンにリーグ戦35試合で13得点をマーク。チームが不振に陥った2019-20シーズンも好調を維持していたが、昨年12月にマルコ・シウヴァ監督が解任の憂き目に遭う。
それでも調子を崩さずに、カルロ・アンチェロッティ新体制下でもゴールを決め続け、2シーズン連続となる2桁得点を達成。ブラジル代表にも定期的に招集されるようになったリシャーリソンは目下、バルセロナなどビッグクラブからの関心を集める注目選手となった。
プレースタイル
持ち味はドリブルとボックス内でのポジショニングセンスだ。主戦場の左ウイングだけでなく、右ウイングやセンターフォワードとしてプレー可能なユーティリティ性を備えており、得点への嗅覚も鋭い。
左ウイング時には、鋭いドリブルでのカットインからのシュートが十八番。また、スピードと瞬発力が高いため、対面したDFを出し抜いて良いポジションを取り、クロスやラストパスに合わせてワンタッチでゴールを決めることも得意としている。プレミアリーグの屈強なDF陣に負けないフィジカルと体幹の強さも持ち合わせている万能型のアタッカーだ。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
リシャーリソン／Richarlison
1997年5月10日生まれ 179cm・75kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2015 | アメリカ・ミネイロ | 24試合・9得点 |
| 2016 | フルミネンセ | 28試合・4得点 |
| 2017 | フルミネンセ | 14試合・5得点 |
| 2017-18 | ワトフォード | 38試合・5得点 |
| 2018-19 | エヴァートン | 35試合・13得点 |
| 2019-20 | エヴァートン | 36試合・13得点 |
| 2020-21 | エヴァートン | 17試合・2得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月12日現在）
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