【注目選手】ポルトガルの熱血アタッカー、ペドロ・ネト ｜ ウォルヴァーハンプトン｜ プレミアリーグ

母国ポルトガルの世代別代表に招集されるなど10代からその将来が嘱望されてきたペドロ・ネトは、ユース時代を過ごしたブラガでプロデビュー。しかし、経験を積むために2017年にラツィオへのレンタルで武者修行に出た。

慣れないイタリアの地では2シーズン過ごしたものの、若手だけになかなかトップでのチャンスは与えられず、公式戦5試合の出場にとどまることに。それでも、ネトのポテンシャルは高く評価され続け、2019年夏には同胞のヌーノ監督が率いるウォルバーハンプトンに加入。推定1800万ユーロという移籍金からも評価の高さがうかがえた。

そして2019-20シーズン、ネトは公式戦44試合に出場するなど、ヌーノ監督の下で存在感を発揮。翌2020-21シーズンには主力のディオゴ・ジョタが移籍したチームの中でレギュラーの座を掴み、11月には2025年6月までとなる新契約を勝ち取った。

新契約締結に際して、「ここにいることができるのは素晴らしいことだ。家族やクラブのことすべてが僕にとって最高で、とても幸せだよ。今回の新契約は僕がハードワークしてきたことを示すものだと思うし、望んできたものだ」と喜びを示したネト。プレミアリーグ第13節を終えた時点でリーグ戦4ゴールを挙げるなど、さらなる飛躍を感じさせている大器の今後に引き続き注目だ。

プレースタイル

ウインガーだが、中央でもプレー可能なユーティリティさを持ち合わせる。抜群のスピードと確かな足下のテクニックを活かしたドリブルが最大の武器。積極性も抜群で、ひとたびボールを持てば、直線的な仕掛けで積極的にゴールへ向かっていく。また、その左足から放たれるキックは鋭く、精度も高い。シュートレンジも広く、今後が非常に楽しみな大器だ。