試合の概要
2017-18シーズンの決勝で激突した2チームによる一戦で、今季のブンデスリーガでの対戦成績は1勝1敗。第10節の歴史的な大敗(1-5)直後に、バイエルンが監督交代(ニコ・コヴァチからハンジ・フリックへ)に踏み切った因縁もある。直近の対戦は第27節。バイエルンが今回の対戦と同じ本拠地アリアンツ・アレーナで5-2の大勝を飾った。
バイエルン(1部1位 22勝4分4敗/勝点70)
2シーズン連続20回目の優勝を狙うチームの状態はすこぶる良好だ。公式戦11連勝中で、ブンデスリーガでは前人未到の8連覇が現実味を帯びている。たとえ先制されても巻き返せる底力や得点力が備わっており、逆転勝利を収めた直近のレヴァークーゼン戦後、フリック監督はチームの姿勢やメンタリティを称えていた。
その指揮官は前日会見で「ヨーロッパリーグやポカールでの経験が豊富」、「非常に情熱的にプレーする」とフランクフルトを警戒し、「落ち着いてプレーし、ミスを最小限におさえることが重要」と口にしている。勝者のメンタリティを携えた絶対王者に、油断や慢心が生まれる心配はなさそうだ。
注目選手:トーマス・ミュラー
レヴァークーゼン戦でブンデスリーガのシーズン記録に並ぶ20アシスト目をマーク。神出鬼没の動き出しから、正確なラストパスやクロスで違いを作り出す。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:ノイアー DF:パヴァール、ボアテング、アラバ、デイヴィス MF:キミッヒ、ゴレツカ、コマン、ミュラー、ニャブリ FW:レヴァンドフスキ
フランクフルト(1部11位 10勝5分15敗/勝点35)
チーム随一のチャンスメーカーである左ウイングバックのフィリップ・コスティッチが出場停止。持ち前のサイドアタックが鳴りを潜める恐れがあるぶん、もう1つの強みであるセットプレーを大事にしたいところだ。キッカーを務めるのは日本代表の鎌田大地で、CBマルティン・ヒンターエッガーがターゲットになる。
一方、ブンデスリーガ最多の90得点を誇る相手の攻撃をいかに防ぐかも見どころ。長谷部誠が統率する守備陣のみならず、チーム全体のハードワークが普段以上に求められそうだ。アディ・ヒュッター監督は「完璧な一日を過ごす必要がある」とコメント。
注目選手:マルティン・ヒンターエッガー
今季のバイエルン戦で計3ゴールのCB。レヴァンドフスキを封じる仕事だけでなく、セットプレーからの豪快なヘディングにも期待がかかる”バイエルン・キラー”だ。
予想スタメン(3-4-1-2)
GK:トラップ DF:アブラアム、長谷部、ヒンターエッガー MF:トゥレ、コーア、ローデ、チャンドラー、鎌田 FW:ガチノヴィッチ、A・シウヴァ
放送・配信予定
配信:DAZN
キックオフ:2020年6月11日(木)3:45
会場:アリアンツ・アレーナ
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