レアル・マドリード の下部組織出身だが、アルバロ・アルベロアがレギュラーに定着していたため、2012年7月に レヴァークーゼンへ と移籍した。1年目からレギュラーに定着すると、32試合に出場し、ドイツメディアではベストイレブンにも選出された。大きな成長を遂げ、レアル・マドリードは買い戻しオプションの行使を決断する。
レアル・マドリードでは、2013年8月のベティス戦でトップチームデビュー。公式戦45試合に出場し、1年目からマドリードでもレギュラーに定着した。安定したプレーぶりからカルロ・アンチェロッティ監督に重宝され、チャンピオンズリーグ制覇にも大きく貢献した。
2015-16シーズンは、ダニーロの加入もあり、出場機会を一時減らしたが、安定した守備で信頼を取り戻してレギュラーに復帰。スタメンとして2度目のビッグイヤー獲得に貢献した。
翌シーズンからは背番号を「2」に変更。チャンピオンズリーグ3連覇を経験した。2016年には心膜炎で離脱したが、すぐに復帰してマドリードの欠かせない戦力であり続けている。
スペイン代表としては、2014年9月にデビュー。負傷などの影響もあり、初の国際大会参加は2018年のロシア・ワールドカップであった。
プレースタイル
キャリアを通じて右サイドバックでプレーしてきたカルバハル。その魅力は攻守における万能性である。
ビルドアップでのパス出しから、ドリブルで対面の相手をはがす動き、そして肝心の守備面、いずれもワールドクラスである。正確なクロスも持ち味で、アシストも得意としている。
守備では対人戦に非常に強く、身長は高くないものの、フィジカルバトルにも強い。スピードと得意のスライディングで、アタッカーに自由を許さず、数多くのウィンガーを苦しめてきた。
動画：プレー集
プロフィール・経歴
ダニエル・カルバハル・ラモス／Daniel Carvajal Ramos
1992年1月11日生まれ 173cm・73kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2010-11 | レアル・マドリード・カスティージャ | 30試合・1得点 |
| 2011-12 | レアル・マドリード・カスティージャ | 38試合・2得点 |
| 2012-13 | レヴァークーゼン | 32試合・1得点 |
| 2013-14 | レアル・マドリード | 31試合・2得点 |
| 2014-15 | レアル・マドリード | 30試合・0得点 |
| 2015-16 | レアル・マドリード | 22試合・0得点 |
| 2016-17 | レアル・マドリード | 23試合・0得点 |
| 2017-18 | レアル・マドリード | 25試合・0得点 |
| 2018-19 | レアル・マドリード | 24試合・1得点 |
| 2019-20 | レアル・マドリード | 31試合・1得点 |
| 2020-21 | レアル・マドリード | 10試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月10日現在）
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