U-17ワールドカップメンバーに選ばれるなど桐生第一高校時代から注目を浴びていた鈴木武蔵は、2012年に当時J1だったアルビレックス新潟に加わるとルーキーイヤーから9試合に出場。さっそく出番に恵まれ、プロキャリアをスタートさせた。
ただ、新潟では大きなインパクトを残すことができず、2015シーズン途中に水戸ホーリーホックへ期限付き移籍。16年はU-23日本代表としてリオデジャネイロ五輪を戦ったが、クラブでの立ち位置は大きく変わらず、2017シーズン途中に今度は松本山雅FCへ期限付き移籍をすることになった。
転機が訪れたのは2018シーズンのことだ。V・ファーレン長崎で元日本代表FW高木琢也監督から指導を受けると、ストライカーとしての才能が見事に開花。J1の舞台で29試合11ゴールという数字を記録した。その活躍が認められ、2019シーズンには北海道コンサドーレ札幌に移籍。昨年は自己最多の13ゴールをマークし、念願のA代表デビューも果たした。
そして、2020シーズンの途中にベルギーのベールスホットへ移籍。2022年のカタールワールドカップを目標に定める男は、ベルギーの地で新たな戦いに身を置く。
プレースタイル
大きなスライドを生かしたドリブルとスピード豊かな裏への飛び出しを武器にゴールへと迫るストライカー。シュートコースを見つければ迷いなく足を振る豪快なシュートも持ち味である。
主戦場はFWだが、前所属の札幌ではシャドーの位置でプレー。サイドに流れたり中盤でボールを受けたりと、ボックス付近だけでなく広いエリアで攻撃の起点となることにトライしており、さらにプレーの幅を広げている。
動画プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
鈴木武蔵／Musashi SUZUKI
1994年2月11日生まれ185㎝・74kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2012 | アルビレックス新潟 | 9試合 |
| 2013 | アルビレックス新潟 | 15試合・2得点 |
| 2014 | アルビレックス新潟 | 29試合・3得点 |
| 2014 | J－22 | 1試合 |
| 2015 | アルビレックス新潟 | 13試合・1得点 |
| 2015 | 水戸ホーリーホック | 6試合・2得点 |
| 2015 | J－22 | 2試合 |
| 2016 | アルビレックス新潟 | 14試合 |
| 2017 | アルビレックス新潟 | 17試合・1得点 |
| 2017 | 松本山雅FC | 9試合 |
| 2018 | V・ファーレン長崎 | 29試合・11得点 |
| 2019 | 北海道コンサドーレ札幌 | 33試合・13得点 |
| 2020 | 北海道コンサドーレ札幌 | 3試合・4得点 |
| 2020-2021 | ベールスホット | 24試合・6得点 |
※成績は国内リーグ（2021年3月18日現在）
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