【注目選手】驚異的フィジカルを誇るビースト、ムサ・シソコ ｜ トッテナム ｜ プレミアリーグ

トゥールーズ下部組織で台頭したムサ・シソコは、U-16からアンダー世代のフランス代表に招集され続けるなど若くから期待を集め、2007年に同クラブでトップチームデビュー。10代ながらトゥールーズの絶対的な主力を担った。

2009年10月にはリーグアンでの活躍が認められてフランスのフル代表でもデビュー。クラブでも持ち前のタフさを象徴するかのように、2012-13シーズンまで約6年にわたってフル稼働し続けた。

そして、2013年1月には国外挑戦としてニューカッスルに移籍。プレミアリーグでも存在感を見せて、その後の3年にわたって不動のレギュラーとして活躍した。2015-16シーズンにはクラブの降格に伴い、夏に推定移籍金3500万ユーロでトッテナムへのステップアップを果たした。

トッテナムでは浮き沈みも経験し、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で輝けない時間もあったが、2019年11月にジョゼ・モウリーニョ監督が就任してからは再びチームにとって重要な選手の一人に。30代を迎えてもフィジカルに衰えはなく、これまで獲得してこれなかったメインタイトル戴冠に向けて邁進し続けている。

プレースタイル

抜群の身体能力と強靭なフィジカルを誇るミッドフィルダー。ボランチやインサイドハーフ、ウイングとしてもプレーできるユーティリティな選手だ。長い手足を活かしたボール奪取やボディコンタクト、無尽蔵のスタミナはタフな選手が集まるプレミアリーグの中でも随一。サイドで起用された際には圧倒的な推進力を発揮して対面の相手を恐怖に陥れる。好不調の波があるのが玉に瑕だが、万全のコンディション時にはピッチ上の支配者のような存在感を発揮する。